しあわせになれるチョコレート

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食べる人もつくる人もハッピーに

心や体がなんとなく疲れたとき。ちょっとひと息つきたいとき。そんなとき、ひとかけのチョコレートはかたくなってしまった心や体をほぐしてくれるもの。カカオに含まれるテオブロミンは緊張を和らげ、リラックスさせてくれるそう。また、カカオの香りによって、幸福感をもたらすエンドルフィンというホルモンが放出されるとも。

 

食べるとなんとなくしあわせな気分にしてくれるチョコレートですが、チョコレートの原料になるカカオ豆の産地では仲介業者による買い叩きで多くの農家が貧困に苦しんだり、子どもたち(児童奴隷の場合も)が厳しい労働環境で働かされたりしているという現状も。

 

そんなビターな事実を知ったのはもう10年以上前になるでしょうか。以来、チョコレートやココアを買うときには、フェアトレードのものを選んでいます。私が食べるもののために誰かが犠牲になっていることを思うと、とても悲しくなるから。

 

10年前に比べると、フェアトレードのチョコレートは手に入りやすくなったように思います。そんな中でも変わらずずっと好きなのは「ピープル・ツリー」のチョコレート。やさしく、なめらかな口溶けで、カカオのフルーティな香りがいきいきとしています。それに、いろいろなフレーバー(11種類もあります!)が楽しめるのです。

 

今シーズンは「Biople by CosmeKitchen」とコラボした「ビター・ザクロ」が登場。ビターチョコと甘酸っぱいザクロゼリーのつぶつぶが合わさったおいしさといったら! 原材料のザクロはトルコ産、「増粘剤(ペクチン)」と記載されていますが、柑橘果物由来のペクチンとのことです。さわやかなレモンとぴりりとしたジンジャーがアクセントの「ホワイト・ジンジャー&レモン」はホワイトチョコレートってこんなにおいしいんだ!と思わせてくれました。ミルクチョコレートをベースにレーズンとカシューナッツが入った「レーズン&カシューナッツ」は、10年前からずっと好きな味。こっくり甘いものが食べたいときにいただきます。

おいしさのひみつ

「ピープル・ツリー」のチョコレートは、ボリビアやペルーのカカオ、フィリピンの黒砂糖などフェアトレードの原料でつくられています。すべてがフェアトレードだと分かっているのは、買うときにとても安心した気持ちになります。また、チョコレートはカカオマス、ココアバター、砂糖を練り上げてつくられますが、これにはとても時間がかかり、乳化剤を加えずにつくるのはとてもたいへんなこと。

 

でも「ピープル・ツリー」のチョコレートは乳化剤を使わず、最大72時間も練って作られています。どおりでおいしいわけです。温度にデリケートで溶けやすいココアバターを贅沢に使っているため、寒い季節だけの限定販売。そんなところも気に入っています。

 

このチョコレート、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。チョコレート用に穴があいた封筒があり、自由が丘本店では、11種類すべてのチョコレートを入れられる、おうち型の箱も。この封筒や箱は、ジュートの手漉き紙で作られていて、バングラデシュの生産者さんによるものです。誰かになにかを贈るときこそ、その裏で誰かが犠牲になっていないものを、と思っているのでパッケージにセンスを感じられるとうれしくなります。

しあわせになれるチョコレート
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ポイントを集めてもっとハッピーに

カカオの生産地であるボリビアでは、気候変動による大雨でカカオの木の病虫害被害が深刻化。健康な苗木への植え替えを進めています。これを受けて、2013年からスタートしたのが「カカオポイント」。各チョコレートのパッケージにはポイントがついていて、これを集めて応募すると10ポイントごとにカカオ豆の苗木が一本ボリビアの生産者に贈られる仕組み。そして応募した私たちにももれなくミニタオルやTシャツなどのプレゼントが。チョコレートを食べるだけで、誰かに貢献できるなんて、うれしいことです。

 

注:「ビター・ザクロ」はピープル・ツリーのオンラインショップと直営店、「Biople by CosmeKitchen」のみの限定発売。

※掲載情報は 2015/12/25 時点のものとなります。

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キュレーター情報

松永真美

瞑想&セルフケア案内人

松永真美

東京外国語大学卒業後、出版社に勤務。料理雑誌の編集者時代にマクロビオティックやヨガ、瞑想に出会い、これらの学びと実践をスタート。さらにベジタリアン・ヴィーガン料理、自然療法、アロマテラピー、アーユルヴェーダなどホリスティックに心身を調えるメソッドについて多角的に学習、実践。ヴェーディックな心身の調え方を軸にし、アーユルヴェーダの考え方を日本の食文化に落とし込んだ生活スタイルに行き着く。2012年、大学時代に感染して以来続けてきた西洋医学によるHIVの治療をストップし、東洋医学でのケアに切り替える。現在は日々の食事と日本のハーブ、瞑想、呼吸法でHIVとともに生きる心身のケアを行っている。自分をケアすることに向き合ってきた経験を生かし、現在は瞑想指導やそれぞれに合うセルフケア、ライフスタイルの指導を行っている。
日々の食事や、食を通じての心身のととのえかたを綴った「あるベジタリアンの食卓」をwebマガジン「マイロハス」にて連載中(http://gene-media.com/tags/cat747)。

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