季節限定。手のひらでつまんで楽しむ『山の辺』の「紅葉 柿の葉すし」

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食しながら贅沢に紅葉を愛でる。山の贈り物、柿の葉寿司

季節限定。手のひらでつまんで楽しむ『山の辺』の「紅葉 柿の葉すし」

鯖や鮭の切り身を酢飯に載せ、柿の葉で包んで熟成させた「柿の葉寿司」、皆さんは食されたことはありますか?

 

江戸時代に生まれた「柿の葉寿司」は奈良県の郷土料理。従妹が奈良県に住んでいたこともあり、幼少の頃からごく当たり前のように柿の葉寿司を食す機会を得ておりましたが、一歩外に出ると、その当たり前というのは変わるものです。実際に私も、関西を離れてみて初めて柿の葉寿司が珍しいものだったと知りました。

 

今でも時々送ってくれたり、帰省して東京に戻る際に母が持たせてくれたりします。中でも、秋になると必ず母から送られてくる珍しい柿の葉寿司が毎年の楽しみになっております。その柿の葉寿司とは、『山の辺』さんの「紅葉の柿の葉寿司」。これが届くと、ああ、今年もまたこの季節がやってきたのだな~なんて思うほど我が家の秋の風物詩になりました。

 

「柿の葉寿司」ですから当然「柿の葉」に包まれているのですが、通常、年間を通して販売されている柿の葉寿司は“緑の葉っぱ”に包まれています。それが毎年紅葉の時期限定で、紅葉の色とりどりの柿の葉で包まれた「紅葉の柿の葉寿司」が販売されるのです。自然のものですので、紅葉の時期も毎年微妙に変わりますし、当然収穫量やお色もその時々によって変わります。これぞまさに 山からの贈り物といえるのではないでしょうか。それだけに、何月何日に確実に届けて欲しいという注文はできませんし、店頭で販売される数にも限りがあるようなのですが、美しき自然のありがたさを頂戴する意味でも、“自然に身を任せることもヨシ”なんて思えるものです。事実、今年はなかなか順番が回ってこなかったようで、まだかな~な~んて 食して紅葉を愛でるまで相当首を長くして待ちました。

季節限定。手のひらでつまんで楽しむ『山の辺』の「紅葉 柿の葉すし」

パッケージは至って普通ですが、開けてびっくり玉手箱。色とりどりのお寿司がぎゅっと箱に詰まっていて、食べる前にとにかく眺めておきたい。葉っぱの色づきは毎年変化があり、真っ赤に染まった葉っぱで箱がぎっちり!の年もあれば、グラデーション風の年もあり。

 

毎年11月になると『山の辺』のご主人が葉っぱを集め、一つひとつ丁寧に仕込んでいくそうです。それだけに、作る数や葉っぱの色、すべては自然任せ。ちなみに今年はちょっと色づきが悪いとかで、緑の柿の葉に包まれたものと赤い葉っぱに包まれたものが、格子模様のように配置されておりました。それでも箱を開けると感動ものの美しさで、自然のものをこのような形でいただけるとは、自然に感謝せずにはいられない逸品です。

 

五感でフルに楽しめる「紅葉柿の葉寿司」、本当に贅沢な気分になります。
母から私である娘への秋の定番贈り物、いつか私も息子に引き継いでいきたいです。

※掲載情報は 2017/12/04 時点のものとなります。

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キュレーター情報

宮原昌子

茶ムリエ/メンタルコーチ

宮原昌子

綜合商社勤務を経て結婚。上海に住んだことをきっかけに、上海で中医学・中国茶を学び、飲むこと・食べることが毎日を健康で楽しく過ごすことになると実感。
帰国後、中国茶専門店にて通訳・バイヤー・コーディネート等を手掛け、2004年より茶ムリエとして活動。自宅サロン主宰・企業や団体へのセミナー講師・雑誌やテレビ等の茶の監修・執筆業など多岐にわたり活動後、広州へ転居、華南農業大学茶学部の聴講生となる。
帰国後、クリニックに勤務、心のケアを実動で学び、心理学・コーチングを学ぶ。中医学と茶の理論に加え、心理学とコーチングを掛け合わせた独自のメソッドで、自己治癒力を高める方法・セルフケアのアドバイスを行うと共に、体質にあった茶の選び方を提案している。悩みを明確に整理し、本当にやりたいことの目標・プロセス設定で目標達成をサポートするコーチングセッションは、自信を持って自分らしく生きていけると好評 
上海医薬大学 推拿科卒業
中国労働省和社会保障部公認資格 高級茶藝師・評茶師
銀座コーチングスクール  GCS認定コーチ

監修本:別冊Lightning vol.53「ペットボトルのお茶の本」 枻出版社

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