ミルクそのものを凝縮したような『ラングドック』の発酵バター

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フランス南部の山生まれ。口どけの良さと香りが楽しめる『ロゼール』のバター

ミルクそのものを凝縮したような『ラングドック』の発酵バター
ミルクそのものを凝縮したような『ラングドック』の発酵バター

フランス産の発酵バターは、エシレを筆頭にいろいろなメーカーのものが輸入されるようになりました。数が多くなってくるとどうしても有名ブランドをはじめ、有名産地のものに注目が集まりがちです。そんな折、「ん? 見たことないパッケージ!」と目に入ったのがこのバター。バターの横に並んでいた有名産地物などと合わせて試食させていただいたところ、このミルキーな香りに惹かれてしまいました。口の中で溶けていく瞬間、舌にまとわりつくような脂のくせが少なく、とても口どけが良いのです。以来、見かけるたびにゲットしているバターラインナップのひとつ。
フランス南部にあるラングドック地方の山の中の生産者さんが作っているらしいのですが、地中海沿岸のモンペリエやニームなどの有名都市からはだいぶ離れていて、地図で見るとずーーーっと内陸です。Loserというのはこの地域の山の名前で、そのあたりはナショナルパークのよう。そんな山地で育つ牛さんたちのミルクから作られているせいでしょうか、乳脂肪の旨みというよりはミルクそのものがギュッと固まったようなまろやかな風味です。
「殴り書きのようなパッケージに描かれた牛は、何色のなんという牛なんだろう?」と興味がわきます。手作り感いっぱいの不定形な紙包みから現れる花柄もかわいくて、常備バターとなりました。
最近、ネットでも買えるようになって、大変便利です。

※掲載情報は 2017/11/21 時点のものとなります。

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キュレーター情報

久保香菜子

料理家、編集者、コーディネイター

久保香菜子

高校生のころから京料理のお店で懐石料理を学び、同志社大学卒業後、辻調理師専門学校へ。調理師免許、フグ調理免許を取得。卒業後、出版社を経てフリーに。料理家として30冊を超える著書があるほか、レストラン、食品のメニュー開発、テーブルコーディネイト、編集など、料理分野さまざまなフィールドで活躍。サロン形式の料理教室も主宰している。

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