【青葉台】ふくよかでやさしい味わい 「アトリエうかい」のマドレーヌ

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17世紀から伝統的に続くマドレーヌ

【青葉台】ふくよかでやさしい味わい 「アトリエうかい」のマドレーヌ

時は18世紀。フランスにまだ統合されていなかったロレーヌ公国の宮廷である宴会が行われた日、菓子職人がよりによって不在。困ったレクチンスキー公は、一人の女中に急きょ菓子を作るようにと指示したところ、それがことのほか美味しかったので、公はそのお菓子に女中の名前、マドレーヌを付けたのが、現在伝わるマドレーヌの起源です。マドレーヌはその後も宮廷内だけで作られていましたが、ロレーヌ地方のコメルシーにある職人が高額でそのレシピを買い取り、それからマドレーヌは現在に至るまで、コメルシーの銘菓として知られるようになりました。が、今では、日本のパティスリーでも見受けられるほどポピュラーなお菓子ですね。そんな中ひときわ印象深いマドレーヌに出会いました。「アトリエうかい」のマドレーヌです。このマドレーヌは、通常の大きさより一回り大きく、ふくよかでやさしい味わいの仕上がりです。

【青葉台】ふくよかでやさしい味わい 「アトリエうかい」のマドレーヌ

「アトリエうかい」の鈴木シェフがパリにあった「レルシュ」というパティスリーを訪れた際、その大きさと美味しさに感動し、型を特注してまで作りたかったお菓子だとか。口に含んだとたん、良質なバターの香りが口いっぱいに広がり幸せな気分に。シンプルなお菓子ゆえに、作り手のこだわりがストレートに伝わってきます。

※掲載情報は 2015/04/05 時点のものとなります。

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キュレーター情報

大森由紀子

フランス菓子・料理研究家

大森由紀子

学習院大学文学部仏文科卒。パリ国立銀行東京支店勤務後、パリのル・コルドン・ブルーで、料理とお菓子を学ぶ。パリ滞在中、ツール・ダルジャン、アンブロワジー、アルページ、フォション、ホテル・ニッコーなどで修業し、ピエール・エルメやジャン・ポール・エヴァンとともに仕事をする。フランスの伝統菓子、地方菓子など、ストーリーのあるお菓子やフランス人が日常で楽しむお惣菜を、メディアを通して紹介している。目黒区祐天寺にてフランス菓子と惣菜教室を主宰。フランスの伝統&地方菓子を伝える「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」の理事。「貝印スイーツ甲子園」のコーディネーター、「世界50ベストレストン」の審査員、ル・コルドン・ブルー卒業生代表を務める。毎年、フランスの地方の食を訪ねるツアー、サロン・ド・ショコラツアーを開催。主な著書:「フランス地方のおそうざい」「私のフランス地方菓子」「パリ・スイーツ」「フランス菓子図鑑」など30冊以上。

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