ビールの常識を軽やかに飛び越える、デンマーク発ミッケラーの美学

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世界のビールマニアを魅了するクラフトビール界の鬼才

ビールの常識を軽やかに飛び越える、デンマーク発ミッケラーの美学

地元、北欧はもちろん日本やアメリカをはじめ世界中のクラフトビール好きの間にその名を轟かすデンマークのブルワリー、ミッケラー。自身の醸造所を持たず、ユニークなレシピをもとに世界中の醸造所とコラボレーションしてビールを作る。2006年の創立以来、そんなユニークなスタイルで個性的なビールを次々に発表し、急速にファンを増やしています。

 

そのラインナップには、世界一のレストランに輝いたNOMAをはじめ、高級レストランとのコラボビールもあります。そう、ミッケラービールの特徴は食事にも合うこと。スパイスやハーブ、フルーツを効かせた個性豊かなビールは、まるでワインを選ぶような楽しさがあり、食事とのマッチングでさらに奥深く味わえます。「食事のお供といえばワイン」というこれまでの概念を、ミッケラーはがらりと変えてしまったんです。

ビールの常識を軽やかに飛び越える、デンマーク発ミッケラーの美学

「ビールだけじゃなくて、おいしいものが好きなんだ」と話すのは創業者のミッケル・ボー氏。主催するビアフェス『コペンハーゲン・ビア・セレブレーション』には、街で一番おいしいと評判のホットドッグ店やバリスタ世界チャンピオンのコーヒーショップも出店し、世界各地の素晴らしいビールとともにグルメな味で来場者を楽しませています。また2015年に満を持してオープンしたミッケラーの醸造所でもリーズナブルで絶品のグリル料理を提供し、大好評を博しています。じつはこのようにビールに合わせて食事を楽しむスタイルは北欧ではとても新鮮です。北欧では「ビールは水代わり」と言われるほど身近な飲み物ですが、ビアパブ等ではほぼつまみなしで「ひたすらビールを飲む」のが主流。ビアフェスティバルでも食事は到底期待できない……、そこに新しい風を吹き込んだのがミッケラーなのです。

 

サンフランシスコ、ストックホルム、レイキャビク、バンコク、ソウルと海外店舗も増えているミッケラー。2015年からスカンジナビア航空の機内でもミッケラーのビールが登場しています。そしてなんと近々、東京にもミッケラバーがオープン予定と快進撃は止まりません。

ビールの常識を軽やかに飛び越える、デンマーク発ミッケラーの美学

これまでのビールの概念を軽やかに飛び越え、新しい世界を味わわせてくれるミッケラー。その魅力をぜひ、ひと足早くボトルビールで味わってみてください!アメリカ人のグラフィックデザイナー、キース・ショアが手がけるラベルも素敵なので、ギフトやパーティの手土産にもぴったりですよ。

 

旬のお薦めは『スポンタン』シリーズと『ビアギーク』シリーズ。『スポンタン』はベリーやエルダーフラワー、ローズヒップなど北欧らしい素材を使ったフルーティで酸味の効いたサワーエールと呼ばれるスタイルのビールです。伝統料理でも酢漬けが多いからでしょうか、北欧の人は酸味の使い方が上手。昨今話題の北欧コーヒーも酸味が特徴なんですよね。そしてコーヒーと組み合わせたスタウト系の『ビアギーク』。朝食やランチにお薦めと謳う『ビアギーク ブレックファスト』や幻の高級コーヒー、コピルアックを使用したタイプもあります。

ビールの常識を軽やかに飛び越える、デンマーク発ミッケラーの美学

他にもミッケラーからはさまざまなタイプのビールが輸入されているので、迷ったらプロに聞くのがおすすめ。三軒茶屋のビアパブ&ボトルショップ『ピガール』では、和食に合うビール、チーズに合う味、スイーツと楽しみたいビールといった風に、食事に合わせた一本を選んでお薦めしてくれます。自分の経験で言うとピルスナーやスタウトといった言葉がもつ味のイメージをミッケラーは良い意味で裏切ってくるので、先入観なしにぜひいろいろ試してみてください!

※掲載情報は 2015/05/26 時点のものとなります。

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キュレーター情報

森百合子

コピーライター・北欧BOOK代表

森百合子

コピーライター。北欧BOOK代表。著書に『北欧のおいしい話』『コーヒーとパン好きのための北欧ガイド』『3日でまわる北欧』シリーズ(スペースシャワーネットワーク)、『北欧レトロをめぐる21のストーリー』(主婦の友社)など。フィンランドやスウェーデン大使館との仕事を通じて北欧の暮らしや文化への知識を広げ、執筆の他、監修、トークショーなど幅広く活動。定期的に北欧諸国を訪れて取材を重ね、食やコーヒー文化、ビンテージの生活道具などユニークな切り口で北欧の魅力を紹介している。東京・田園調布で北欧ビンテージ雑貨の店『Sticka スティッカ』も運営。http://hokuobook.com

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