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ヨーロッパでは店頭に並び始めると人々は春の訪れを感じると言われるチーズ「シェーブル」
皆さんはチーズにも旬があるということをご存知ですか？
年間を通して美味しく食べられるチーズも沢山ありますが、春に美味しくなるのは「シェーブル」と言われる「山羊のチーズ」で、ヨーロッパではシェーブルが店頭に並び始めると人々は春の訪れを感じるそうです。
今回ご紹介するのは、「ブイゲット」（Bouyguette）」という、南フランス・アルビ近郊で作られる手作りの山羊チーズです。この地方は牛の餌になる牧草が育ちにくく、かわりに豊富に生えているタイムやローズマリーを餌にして山羊が多く飼育されています。「ブイゲット」はこの山羊の生乳を原料としています。タイムもローズマリーも非常に香り高いハーブなので、それを食べた山羊から絞られるミルクで作るチーズもほんのりハーブの香りがして、“爽やか・華やかさ・春らしい”といった印象です。
ほとんどのシェーブルはヨーグルトの様な軽い酸味がありますが、「ブイゲット」も軽い酸味・ふくよかなコク・山羊の個性と、柔らかな優しさを楽しむことができます。薄くてやわらかい表皮はこっくりとした食感で、シェーブルの中では食べ易い方だと思います。
蜂蜜や甘めのジャムをつけて頂くと、レアチーズケーキの様な味わいでおすすめです。また、ブイゲットは「ボート」のような不思議な形をしています。これは農家の方々が布巾を使用して一個一個手作業で作っているため、大きさや形も微妙に違います。
また、手作りのため生産量が少ないので、輸入量も少なめです。
冷蔵庫から出して切った直後。
常温で少しおいておくとトロッとしてきました！
神楽坂の路地にちょっと入ったところにある小さなチーズ専門店です。
ヨーロッパの小さなチーズ屋さんを思わせるような可愛い佇まい。
興味＆興奮＆感動をくれるチーズ！
山羊のチーズは軽い酸味など「特有のクセ」があるので、「万人向け」というよりは「通向け」です。扱っているお店もそんなに多くはありませんが、神楽坂のチーズ専門店「アルパージュ」さんは品揃えも豊富で、オンラインで注文して送ってもらうことも出来るので、手軽に新鮮なシェーブルを買うことができます。
これからの季節は「シャンパンパーティ」などちょっとお洒落なシーンでチーズプラッターなどに加えて楽しむのがおすすめです！（蜂蜜とジャムも添えて！）
※掲載情報は 2016/05/22 時点のものとなります。
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キュレーター情報
料理研究家
売間良子
外資系企業の役員秘書として従事。結婚後、インターナショナルスクールに通う5人の子供たちの子育てが落ち着いたのを機に、麻布で料理教室「グルメ クッキング ファクトリー」をスタート。家庭で簡単にレストランの味を目指す「おもてなし料理」と「健康＆美肌クッキング」教室が好評。又、インターナショナルな環境で経験してきた外国人のホームパーティ、おもてなし術も伝授。料理教室での試食はワインとお奨めチーズと共に。友人宅のようにリラックスして楽しんで頂くことが心情。
（取得資格）
全国料理教会認定准教師資格
全国料理技術検定・上級
NPO日本食育インストラクター
ラフォンテ・イタリア料理研究家養成コース修了
Wiltonコース修了
CEYJapanケーキポップス・ディプロマ取得
食品衛生責任者
