ひんやりする朝晩に飲みたくなる香りも奥が深い 茨城県の「さしま茶」

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ひんやりする朝晩に飲みたくなる香りも奥が深い 茨城県の「さしま茶」

さしま茶って知ってますか?

朝晩は少しひんやりする日も増えてきましたね。お茶のおいしい季節になりました。この時期に飲むあたたかいお茶は夏の疲れた身体に染みて、普段よりもおいしく感じることが多いように思います。私は毎週土曜日Fm yokohamaで「NIPPON CHA・茶・CHA」というお茶の番組をやっているのですが、毎回ラジオ局で色々な産地のお茶を淹れて、そのあたりにいる人達と一緒に飲んでいます。そんな中で「おいしい」という声がとても多かった最近の私のお気に入りのお茶を今日はご紹介いたします。

 

もともと番組のディレクターさんが偶然購入し、持ってきてくれたお茶なのですが、これがとってもおいしかった。茨城県のさしま茶です。さやま?と思う人も多いかもしれませんが、狭山は埼玉。茨城県のさしま茶です。初めて聞くという人も多いかもしれませんね!深蒸しのお茶なのですが、いわゆる多くの人が知っている深蒸し茶のそれとは少し違う印象。色はとてもきれいな濃い緑。香りも奥が深く、飲む前から「あれ?これは……もしかしたらヒットかもしれない!」と思いましたが、1口飲んで、思わず「おいしい」と大きな声で言ってしまいました。甘さと苦みとうまみのバランスが良く、整った爽やか香りもしっかり抜けていく。お茶は好みがわかれる飲み物なので一概に「おいしい」というものをご紹介することは難しいのですが、1年中お茶を飲んでいる私も感動するようなおいしいお茶に出会えることは本当に数えるほどしかなく、その中の1つとなりました。

 

お茶と言えば「静岡」「狭山」「鹿児島」「宇治」など有名産地のお茶を思い浮かべる人も多いかと思いますが、関東はもちろん、こんなところでもお茶を作っているんだ~!と驚くような産地のお茶を楽しむのもまた面白いと思います。これからの季節、朝晩は冷えたり、オフィスの気温が低かったり、体調を崩しやすい時期でもあるので、ちょっとお疲れかなと感じたら、急須であたたかいお茶を淹れてみるのをおすすめします。当たり前だけれど、お茶は自然の葉っぱからできていて、それを急須に入れ、お湯で戻しから、飲むものです。部屋にお花を飾るように、野菜を多めにとるように、手軽に自然を取り入れられる手段でもあるので、是非、毎日の生活の中に取り入れてもらえたらうれしいです。

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長野園

※掲載情報は 2015/09/15 時点のものとなります。

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キュレーター情報

茂木雅世

日本茶アーティスト・煎茶道東阿部流師範

茂木雅世

急須で淹れるお茶とその「まわり」を、ちょっとおもしろくする人。煎茶の出番すらなかった場所にも積極的に急須とともに参上し、全国様々な場所でJAPANESE TEA PARTYを開催。多くのクリエイターとコラボをしながら普段急須を使ってお茶を淹れない若い人にも「やっぱり急須のお茶っていいね」と思ってもらえるきっかけとなるような風景や場所、物を多く生み出しています。

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