名古屋めしとフランス菓子の融合が、独特の美味を生む

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餅とガトーの食感に、小倉餡の甘さが不思議にマッチ

名古屋めしとフランス菓子の融合が、独特の美味を生む

全国各地にそれぞれご当地グルメとしての文化があります。妙に甘かったり、逆に塩辛かったり。そんな味覚の違いも、全国を回る楽しさになっていたりもします。都会という範疇でいえば、一番独特な食文化を形成しているのは、名古屋だと僕は思っています。「名古屋めし」なる言葉があるくらい、独特。鰻を刻んで、いろんな食べ方で楽しむ「ひつまぶし」、スパゲッティにあんかけソースを合わせてしまう「あんかけスパ」、のど越しとかコシとはまた違った方向性の「きしめん」など、まさに書ききれないほど名物があります。

そんな名古屋名物のひとつに「小倉トースト」があります。食パンをトーストしてバターやマーガリンを塗った上に、大量の小倉餡を載せたり、サンドした一品。バターなどのコクと小倉餡のこってりとした甘さが一体化した不思議な料理です。それをヒントに誕生したのが「名古屋ふらんす 小倉&マーガリン」。

外側はパンではなくフランスの焼菓子、ガトー。そして中にはお餅。なので、もちもちとしたお餅の食感と、爽やかなガトーの軽い食感が合わさった和洋折衷の新感覚。そこに、和スイーツの代表格である甘い小倉餡が合わさっていて、まさに商品名どおり、名古屋とフランスの食文化が融合しています。

一見ミスマッチに思えるのに、妙に思い出に残り、また食べたくなってしまう不思議なおいしさ。もっともそれが「名古屋めし」全体にいえる凄さですが。ちなみに「名古屋ふらんす」は、抹茶クリーム、ショコラクリーム、つぶつぶ苺などのバリエーションもあるので、食べ比べるのも良いでしょう。

※掲載情報は 2014/12/23 時点のものとなります。

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キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

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