健康と美容のための海藻『あかもく』が練りこまれた逗子名物『あかもくうどん』

健康と美容のための海藻『あかもく』が練りこまれた逗子名物『あかもくうどん』

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逗子の豊かな海、小坪漁港で水揚げされた海藻『あかもく』をその日のうちに手作業で天日干しに

こんにちは。料理研究家/食アートコーディネーターの中村まりこです。今回は、地元で人気のグルメをご紹介したいと思います。海藻の「あかもく」をご存じですか?

健康と美容のための海藻『あかもく』が練りこまれた逗子名物『あかもくうどん』

2年位前から全国的に注目されはじめた、海藻の一種、「あかもく」。逗子の小坪漁港をはじめとする三浦半島の漁港で水揚げされる海藻で、この辺りではごく一般的に販売されています。

 

「あかもく」は、山芋や、モロヘイヤのような粘りがあり、そして噛むとシャキシャキとした、ほかのネバネバ食材や海藻にはない特徴的な歯ごたえがあり、ネバネバ食材好きにはたまりません。

 

海藻類の生臭さが、ちょっと苦手な人でも、この「あかもく」は磯の香が控えめなのと加えて、シャキシャキとした食感が食べやすさにつながっています。

 

そして、何よりも栄養価が凄い「あかもく」は、ワカメや沖縄モズクよりもカルシウムとマグネシウムが4倍!フコダインをたっぷり含み、脂肪燃焼に良いと言われる「フコキサンチン」も「あかもく」に含まれているので、食べて体の内側からキレイ!になれる女性の味方の食材と言えます。


参考URL:http://kaiyo-sosei.com/news_src/2014_report_akamoku.pdf

 

こんなすごい食材、絶対毎日食べたい!といっても、毎日の食事に取り入れることが難しかったりするのが現実……。その「あかもく」を手軽に、美味しくいただけるものとして、私がはまっているのが逗子 小坪の『あかもくうどん』。逗子の小坪で水揚げされた「あかもく」をその日のうちに全て手作業で天日干しにしてうどんにたっぷり練りこんであるのです。

 

健康と美容のための海藻『あかもく』が練りこまれた逗子名物『あかもくうどん』

「うどん」と書いてありますが、うどんにしては麺が細く、そうめんとうどんの間くらい、平打ち蕎麦のような細さに近いと言ったらいいのでしょうか。

 

普通のうどんと違うところは、口にふくむと、うどんを食べているようには思えないほど、磯の良い香りが口いっぱいに広がります。そして、海藻の「あかもく」を直接的に感じる印象はなく、海藻に含まれる「アミノ酸」が持つ、うま味成分が見事にこのうどんの独自の旨みと化して、なんとも言えない味わい深さを楽しませてくれます。

健康と美容のための海藻『あかもく』が練りこまれた逗子名物『あかもくうどん』

うどんだけでは何か物足りないな~、と一品が欲しくなりますが、『あかもくうどん』には、食べ終わった後にそういった物足りなさを感じさせないのです。海藻に含まれるうま味成分であるアミノ酸がたっぷり含まれているところが、大きく影響しているのだと思います。必要な栄養バランスに優れているから、体が満足感を感じてくれているのかもしれません。

 

暑い夏の間、食欲がない時でも冷たいお汁で、つるりと美味しくいただける上、栄養満点でいてヘルシー。夏休みで忙しい世の中のママさんにも大変ありがたい逸品です。

逗子 小坪 あかもくうどん

逗子市商工会

※掲載情報は 2016/08/16 時点のものとなります。

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キュレーター情報

中村まりこ

料理家・食アートコーディネーター

中村まりこ

SHOKUart代表
料理家

東京出身。

ELLE grumet フードクリエイター部、料理教室 鎌倉legame cooking 主宰、フードスタイリング、レシピ開発、イベント講師、食に関する記事の執筆、を中心に活動。

食に造詣の深い父とウクライナ人の母から2つの食文化を習得。世界23ヵ国で生活した高校3年間を原点に、料理の道へ。

和食材も自由に取り入れた料理ジャンルからでなく素材からボーダレスな料理を経験上を軸に独創的な組み合わせで「empirical&unleash」を表現する「SHOKUart」設立。

外国の方にむけて「私達の日常の和食を伝えたい。」思いから、日本家庭料理の料理教室 "Authentic Japanese Cooking Class" も主宰。
外国人向けのWedマガジンサイトへのレシピ提供も手掛ける。

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