加藤清正も気に入った熊本銘菓、園田屋の『朝鮮飴』

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懐かしい素朴なおいしさの朝鮮飴

加藤清正も気に入った熊本銘菓、園田屋の『朝鮮飴』

幼い頃、父親が熊本に旅行に行った時に買ってきてくれた思い出の味、それが今回ご紹介する園田屋の『朝鮮飴』です。箱いっぱいに敷き詰められた片栗粉の中から、隠れている朝鮮餅を見つけ出し、指先でつまんで口の中に入れると、もちもちと柔らかく、もちの風味の中にほんのりと柔らかな甘味が口の中に広がって、なんとも幸せな気持ちになりました。あまりのおいしさについつい食べ過ぎて、怒られてしまったものでした。

 

今回ご紹介する熊本銘菓の『朝鮮飴』ですが、なぜ『朝鮮飴』というかご存知ですか?一説には、製法が朝鮮半島から伝来したためという説もありますが、これは誤りのようです。天正時代、園田屋の初代園田武衛門によって、作られた当初は『長生飴』と呼ばれていました。豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に当時の熊本藩主である加藤清正が保存食としておおいに役立ったことから、『朝鮮飴』と呼ばれるようになったようです。それ以来、代々江戸幕府や朝廷への献上品として用いられたそうです。

 

もち米と水あめ、砂糖のみで作られた素朴なお菓子ですが、なぜか後を引くおいしさです。ぜひ、熊本のお土産にご利用ください。

※掲載情報は 2015/10/10 時点のものとなります。

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キュレーター情報

梅津貴宏

ダイニングプランナー

梅津貴宏

1981年長崎県生まれ。一橋大学商学部を卒業後、IT系企業でコンサルタントとして勤務するも、30歳を目前として幼少のころの料理人になる夢を忘れられずに料理研究家を志す。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、フードコーディネーターの資格を取得して独立。
企業向けのレシピ開発から料理写真撮影のフードスタイリング、グルメ記事の執筆、食品メーカーのPRイベントの企画・運営など幅広く活動。
料理が苦手な人でも簡単に作れるおしゃれな料理のレシピ開発やおしゃれな食器選びなど、普段の食卓が華やかで楽しくワンランクアップするための提案を行うダイニングプランナーとして活動している。

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