農家さんが自作の桃から開発まで手掛けた「桃蜜」

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農家さんは今、作物を作るだけでは終わらない時代

私の仕事、スイーツプランナーというものには単なるスイーツをプランニングする流れでは終わらず、農家さん、いわゆる生産者さんと食材を共有してスイーツを作る流れも多くあります。それは生産物に触れるだけでなく、その生産物から作られた6次産業商品というジャンルに当たる加工品もスイーツの一部として構成されていきます。

 

その中で、福岡土産にも普段使いにもおすすめしたい赤司農園の「桃蜜」は、数種類の桃をぎゅっと瓶に詰め込み、通常の販売にプラスされた更なる展開もあります。その過程を見ていると、農家さんは今、作物を作るだけでは終わらない、エンターテインメント要素が必要な時代かもしれないと思い始めています。桃蜜の用途は色々ですが、かき氷やソーダーで割ってドリンクに。スイーツに使う場合はゼリーやムース生クリームの中に入れて桃クリームなどとバリエーションは豊富に使用できます。

農家さんが自作の桃から開発まで手掛けた「桃蜜」

良質な桃だからこそ出来る桃蜜!

私の拠点の1つ福岡は選りすぐりの生産者がたくさんいらっしゃいます。その中で、福岡県うきは市はフルーツの町と言われているところで、多くの農家さんが作物を作られています。中でも桃と柿を栽培されている「赤司農園」の桃は、毎年旬の時期になるとお客様からの注文が殺到する人気の桃。

 

種類豊富に栽培をされていますが、その一部の桃をこだわりの一つとして、農家さんの目で美味しいと思う時期までしっかりと木に実らせてから収穫し、お客様へ届いたころには甘みも水分もベストな状態で食べることが出来るというところが人気。桃は川中島の白桃と黄金桃。大きさはソフトボールよりも大きく、食べ応えがある桃です。私も毎年注文して、スイーツレシピに取り入れています。

農家さんが自作の桃から開発まで手掛けた「桃蜜」

商品をそのまま買うだけでない、新たに食べる方法も

この桃蜜ですが、商品化された後に単に販売店を確保するだけでなく、イベントなどでは、赤司農園の赤司直紀さんが表に出て、かき氷やソーダーなどを売ることもされています。かき氷も桃蜜が一番美味しい状態の氷の削りでお客様へお出しする。そのノウハウもきちんと学ばれて販売しています。

 

会場付近に居住されたお客様だけでなく、東京などの他県からのお客様が買われることもあるようで、買われる方も普段にはない直接生産者さんとの交流でさらに桃蜜の魅力が増していくのでしょう。もちろん私もファンの一人です!

農家さんが自作の桃から開発まで手掛けた「桃蜜」

イベントなどでは、かき氷も常に並んで買う状態です。

 

高級な桃を手軽な形でおすそ分けされているような感覚。福岡の新感覚で農家さんの作る桃蜜を、お土産や贈り物などでぜひ手に取っていただきたいと思います。

※掲載情報は 2015/10/23 時点のものとなります。

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キュレーター情報

山口真理

スイーツプランナー

山口真理

福岡と東京を拠点とし、カフェや企業などのメニュープランニング多数。全国を訪れて生産者と出会い、食卓をつなぐパイプ役として素材をベストな状態でスイーツに添えるレシピ提案をする。福岡県農商工連6次化産業開発アドバイザー。農家をピックアップした冊子と食材をセットで送る「ふくおか食べる通信」レシピコーナー撮影フードスタイリスト並びにメニュー開発。フードコーディネーターとして撮影スタジオでのフードスタイリングも多数。Yahoo!JAPAN「日本の定番選定委員会スイーツ101」選定人。フェリシモ商品「シリコン型お菓子の会」「ミニシリコン型お菓子の会」プロデュース。フェリシモ出版「毎日のごはんを楽しく作る雑貨のカタログSweetsBook」ポプラ社「スイーツの仕事」出版。文化放送「ピピットサンデーWakuwakuMix」出演。

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