世界初の製法で作られた「豆乳」の美味しさに瞠目

世界初の製法で作られた「豆乳」の美味しさに瞠目

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冬場の鍋ものやシチューに

世界初の製法で作られた「豆乳」の美味しさに瞠目

自分自身の食生活を鑑みると非常に健康的な所からは離れていると感じています。多少持病があり定期検診を受けているのですが、なにせ食事は脂っこく、味の濃いめが好きで、数値は中々改善されません。おまけに身体に良いものと言われている食品があまり好きではないのです。

 

身体に良いものって美味しく無いと思っていた中の一つの食品に「豆乳」があります。大豆を水につけて柔らかくし、摩砕して煮出し、これをしぼった液体が豆乳です。この豆乳がまだ熱いうちににがり(凝固剤)を加えると豆乳は固まり、豆腐になり、しぼった後の滓はおからと呼ばれるのはご存知ですね。

 

豆腐やおからは大好きなのですが、どうも豆乳が好きではないのです。元々大昔から大豆を加工した食品はあり、豆乳も知られていましたが、日本で豆乳が一般的に出て来たのが1970年代で、本格的な“豆乳ブーム”は1982〜83年頃で、たぶんこの頃豆乳を初めて飲んだはずです。確かに最初は物珍しさで飲んだのですが、独特の匂いや味が好みではなくいくら身体に良いといわれても続きはしませんでした。

 

ある時に、友人の野菜料理家の庄司いずみ先生から、新しい豆乳を教えていただいたのです。庄司いずみ先生のレシピは完全に野菜しか使わなく、卵や牛乳も出てきません。その庄司先生が推薦しているのが、不二製油がUSS製法(ウルトラ・ソイ・セパレーション製法)という独自に開発した豆乳が美味しいのです。

 

USS製法というのは世界初の新しい大豆の分離分画技術のことで、大豆を卵や牛乳のように分離することで、「低脂肪豆乳」と「豆乳クリーム」の2つの素材が得られるそうで、以前の豆乳のような青臭さがなく、そのままでも牛乳感覚で飲めるのです。

世界初の製法で作られた「豆乳」の美味しさに瞠目

「濃久里夢(こくりーむ)」というちょっと変わったネーミングの豆乳クリームを使って、シチューを作ってみました。

 

鶏肉をバターで炒めた後にタマネギのみじん切りも炒め、別茹でにしたジャガイモやカリフラワー、キノコなどを入れて、小麦粉で炒めてとろみをつけ、白ワインで軽く煮込み、鶏肉を一度取り出して、「豆乳クリーム」を加えて鶏肉を戻して加熱するというシンプルな作り方で、チキンブイヨンも使わずに塩胡椒のみの味付けで。普通は牛乳や生クリームを使いますが、この豆乳クリームで充分美味しくなるのです。

世界初の製法で作られた「豆乳」の美味しさに瞠目

また、「濃久里夢(ほいっぷ)」をそのまま、茹で野菜のデップとして使っても、マヨネーズ等に比べてカロリーも低く塩やオリーブオイルを味付けにすると野菜もどんどん進みます。さらに、豆乳ドリンクの「美味投入(びみとうにゅう)」は朝の牛乳の替わりにそのまま飲んでも口当たりが良くて、今まで持っていた「豆乳は不味い!」と思っていた偏見が無くなりました。

 

今度は「豆乳鍋」を作ってみようと思います。豆乳で下地を作り、豚しゃぶにしたり、鮭を入れたりして豆乳粕汁風でも冬の寒さにぴったりの料理になりますね。

※掲載情報は 2015/12/22 時点のものとなります。

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キュレーター情報

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

アートディレクター・食文化研究家

後藤晴彦(お手伝いハルコ)

後藤晴彦は、ある時に料理に目覚め、料理の修業をはじめたのである。妻のことを“オクサマ”とお呼びし、自身はお手伝いハルコと自称して、毎日料理作りに励んでいる。
本業は出版関連の雑誌・ムック・書籍の企画編集デザイン制作のアート・ディレクションから、企業のコンサルタントとして、商品開発からマーケティング、販促までプロデュースを手がける。お手伝いハルコのキャラクタ-で『料理王国』『日経おとなのOFF』で連載をし、『包丁の使い方とカッティング』、『街場の料理の鉄人』、『一流料理人に学ぶ懐かしごはん』などを著す。電子書籍『お手伝いハルコの料理修行』がBookLiveから配信。
調理器具から食品開発のアドバイザーや岩手県の産業創造アドバイザーに就任し、岩手県の食を中心とした復興支援のお手伝いもしている。

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