食べる?食べない?未来の宇宙食に期待される「蜂の子」!

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蜂の子は長野の貴重な蛋白源

長野県伊那市で講演をした際にお土産にいただいたのが、こちら!今では貴重な蜂の子のつくだ煮です。開いてビックリしました(笑)。蜂の子を何故今回選んだのか?理由は後ほど。

 

長野県では、昔からいなごや蜂の子など昆虫のつくだ煮は普通に食べられてきました。子供の頃は別荘の蓼科に行く途中のほうとう店(山梨や長野の郷土料理で太めの煮込みきしめん)に立ち寄ると、蜂の子のつくだ煮が添えられていることがありました。

 

大人になってからは食べないでいました。久々のお目見え!!私、ちょいと昆虫は苦手ですが、最近も味は変わらないのかしら。いざ!挑戦!!

低脂肪なバランス食は美貌にも!?

昔、長野県は海がなく昆虫は貴重な蛋白源でした。身体に必須の不飽和脂肪酸が豊富で、食物繊維やビタミンB群など現代に不足しがちな栄養もたっぷりです。脂肪が少なくて、ほとんどプロテインなのだそうです。天然のサプリといってもいいかもしれませんね。

 

私の教室の生徒さんで、アナウンサーの人、女優で活躍している人、CAの人など「故郷で幼少時代にイナゴを取ってつくだ煮にしていました」と言う人が案外多いのです。みなさん美人!!天然サプリのせい??(笑)

食べる?食べない?未来の宇宙食に期待される「蜂の子」!

知恵と文化から未来食へ

また、昆虫は省スペースで飼育ができ金額もかけないで飼育可能なため、 温室効果ガスの排出量も少なくできるそうです。ですので未来食として期待されていて、効率よく栄養素が摂取できるので宇宙食としても開発が試みられているとのこと。今後は、商品化されるサプリメントとしての開発も進行するかもしれませんね。

 

食材確保の工夫により生まれた日本人の知恵が、時代を経て未来の食事として生かされるかもしれないなんて。

 

食オタクな私は、「なぜ、つくだ煮味ばかりなのだろうか」と濃い味にする理由を想像しつつ、蜂の子を洗って食べてみましたよ(笑)。人生体験ですね(笑)。

 

大人になってずっと食べていませんでしたので、最初はおっかなびっくりいただいたのですが、現代の私たちが食べ続けることが食文化の伝承にもなると、先人の想いに寄せつつ、一口二口食べるごとに、そう実感していきました。

 

そして、食べると本当に元気になる気がしましたよ!

※掲載情報は 2016/09/02 時点のものとなります。

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キュレーター情報

小倉朋子

(株)トータルフード代表/トータルフードプロデューサー

小倉朋子

(株)トータルフード代表取締役/亜細亜大学講師/「食輝塾」主宰/日本箸文化協会代表/農水省関東農政局食育推進ネットワーク幹事/ジャパンビアソムリエ協会マナー顧問/(社)エチケット・マナー協会理事

来世も再来世も食の仕事を!生粋の食マニア。トレンド、食文化、お取り寄せ、マナー、ダイエット、食育、伝統食…専門は広く、多角的に食の提案しています。どんなメニューも可能、店舗、食品関連のメニュー開発から一連のフードプロデュース多数。世界の食事マナーと食を総合的に学び生き方を整える「食輝塾」主宰。20年近く一度も同じ内容せず毎月開催を更新中!

●メディア
NHKラジオ番組3年以上レギュラー講師、日テレ「世界一受けたい授業」、テレビ朝日「芸能人格付けチェック」、はなまるマーケットなど出演、新聞、雑誌連載

●著書
『私が最近弱っているのは毎日「なんとなく」食べているからかもしれない』(文響社)、『世界一美しい食べ方のマナー』(高橋書店)、『愛される「ひとり店」の作り方』(草思社)、『「いただきます」を忘れた日本人』(アスキー新書)、『グルメ以前の食車マナーの常識』(講談社)ほか、ベストセラー多数

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