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そのままでも美味しい干し柿がバターと白餡が出会ったら…絶品和菓子に！HIGASHIYAの柿衣
私は栗が大好き、とお仲間内で有名なのですが、実は柿ラバーでもあります。生のままいただ頂くのはもちろん、サラダや白和えに入れてお料理に、コンポートやピュレを羊羹にしたり、熟れきった柿にブランデーをかけたり、秋の間に色々楽しみますが、なんといっても一番好きなのは干し柿！。干す、という簡単な行程を経るだけで柿のポテンシャルが最大限に引き出されて、まさにシンプルイズベスト！
そんな干し柿が、かわいい和菓子に。ご近所の大好きランチどころの銀座HIGASHIYAさん、お食事もとても美味しく雰囲気良く素敵なお店なのですが、本業は和菓子屋さん。いつもランチだけでは素通りできない可愛い和菓子が待っているのです。いつもおやつに少しずついただ頂くのですが、先日、期間限定のニューフェイスを発見！私の大好きな干し柿が～。早速伺ってみるとなんと、白餡とバターが詰っているというではないですか。
私は元々、HIGASHIYAさんの棗バターが大好きだったので、あのニュアンスで干し柿なの？とワクワクしながらいただ頂いてみると、思った以上の美味しさ！食感の楽しい上南粉がまぶされた大きな長野県産の市田柿に、甘さ控えめの白餡と口溶けの良い上質なバターが挟まれて、見た目もとってもキュート。そしてお味は……・・・とろける～～～！干し柿の天然の品の良い甘さとトロトロの食感、そこにコクと深みを加えるバターが相まって、ものすごく濃厚ではあるのに、後味はまったくしつこさがない、絶妙な美味しさなのです。
シンプルイズベストな干し柿に、手を加えるのは賛否がありますが、これは大大大成功。干し柿の旨味を引き立てるベストパートナーはバターだったのね、と感じ入る逸品です。
※掲載情報は 2016/11/11 時点のものとなります。
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キュレーター情報
田中伶子クッキングスクール校長
中村奈津子
日本女子大学食物学科卒業後、全日本司厨士協会に就職。ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミー、香港鴻星料理学院で学ぶ。2006年ニューヨーク駐在時より料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。2009年帰国後、実家田中伶子クッキングスクールに勤務。2012年「LOVELY TABLE GINZA」開校。現在もニューヨークを行き来する活動をしている。
PHP研究所発行月刊誌「JAPAN CLOSE-UP」に料理記事連載。光文社「VERY」「女性自身」などに寄稿。ＢＳフジ阿川佐和子氏の「阿川ごはん」レギュラー出演。日本テレビ「ＺＩＰ！」定期出演中。
主婦と生活社発行「一生作り続けたいおかず～５０年の名門料理教室のベストレシピ１５０」が2014年本屋レシピ本大賞4位入賞。2014年9月講談社発行「本当に作りたい料理、ぜんぶ。」好評発売中。
