【山形】夕方には売り切れる!大評判の「榮玉堂」の生どらやき

【山形】夕方には売り切れる!大評判の「榮玉堂」の生どらやき

記事詳細


紹介している商品


建物は新しいけれど、創業は江戸時代末期

【山形】夕方には売り切れる!大評判の「榮玉堂」の生どらやき

山形市を歩くと歴史的建造物が残っている事に気づきます。たとえば文翔館。これは元の山形県庁舎および県会議事堂。大正5年に建てられ、その面影を今も残すことから、よく映画などのロケとしても使用されます。「るろうに剣心」の撮影もありました。ちなみに僕も毎年、山形テレビのラーメン特番に出演しますが、オープニングシーンがここだったりもします。江戸時代までさかのぼれば、その周辺の旅篭町は文字通りの宿場町で、各地から商人が集まる事から文化交流の発達地としての側面も持っていたそう。そんな旅篭町に『榮玉堂』という江戸時代末期から続く和菓子屋さんがあります。とはいえ、お父様が亡くなってから、ご主人の小林一三さんが会社員を辞めて、川西町の『錦屋』で修業の後に戻ってくるまで、一時期、お菓子作りはストップし、お母様がここで喫茶店をなさっていたとか。その後、小林さんが「風味の良いどらやきを味わってもらいたい」と、今から15年前にどらやきを作り始めました。それが大評判となり、手狭になって、11年前に建て替えたのでけっこう洒落た造りです。

常時9種類の生どらやきがラインナップ

【山形】夕方には売り切れる!大評判の「榮玉堂」の生どらやき

どらやきは常時9種類。僕が特に好きなのは「宇治金どら」。抹茶生クリーム入りのどらやきだそうで、抹茶の風味と宇治金時の優しい甘さが素敵です。和菓子というよりもケーキのような感じの生どらやきで、卵黄と卵白を別々に立てて、合わせています。手間がかかるし、合わせ方も難しいようですが、だからこその美味しさです。他にも9月~4月限定の「すいーとぽてとどら」や、「カマンベールどら」なども美味。夕方には売り切れるので早めに伺うのがベストです。

宇治金どら

榮玉堂 住所:山形県山形市旅篭町2丁目1-45

※掲載情報は 2016/03/07 時点のものとなります。

  • 18
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
【山形】夕方には売り切れる!大評判の「榮玉堂」の生どらやき
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

次へ

前へ