宮崎「一平」の元祖「レタス巻き」は、作曲家の平尾昌晃氏らが考案!

宮崎「一平」の元祖「レタス巻き」は、作曲家の平尾昌晃氏らが考案!

記事詳細


紹介している商品


海苔と寿司飯、えび、レタス、マヨネーズの組み合わせが絶妙

宮崎の名物料理には、「チキン南蛮」や「釜あげうどん」、「鶏の炭火焼き」、「辛麺」、「肉巻きおにぎり」など数多くあります。以前は東国原知事の効果で注目され、最近も焼酎の生産量が日本一になったりと、何かと話題の県です。

宮崎「一平」の元祖「レタス巻き」は、作曲家の平尾昌晃氏らが考案!

そんな中、意外に知られていないのが「レタス巻き」。今や全国的に見られる巻物の寿司ですが、元祖が宮崎市にあるのです。それが「一平」。けっこう広い店舗で、店内へ入ればカウンター越しに、板前さんがせっせと寿司を握る、いわば正統派の寿司店。テーブル席やお座敷などもあり、様々なシチュエーションで利用できます。全部で約80席。お座敷は35名まで可能だとか。

 

いちおう、ご存じない方のために説明しますと、ゆがいた海老を酢飯と海苔で巻いたものなんですが、レタスが入っているんですね。いわゆるサラダ巻き。瑞々しいシャキシャキとした食感のレタスと、ぷりぷりの海老の風味と食感、そして寿司飯の爽やかさが一体化しています。

 

そして味付けは、自家製マヨネーズです。実はこれ、昭和41年に誕生した商品。初代店主である村岡正二と親交の深かった作曲家の平尾昌晃氏が、「おいしく野菜が食べられて、ヘルシーなお寿司を作ろう」という話になり、そこから2人で試行錯誤し、誕生したのだとか。

テイクアウトも可能なので、空弁としてもうってつけ

宮崎「一平」の元祖「レタス巻き」は、作曲家の平尾昌晃氏らが考案!

当時は「寿司にマヨネーズは合わない」と抵抗を見せる方もいらしたそうですが、それから約50年。今では大評判。すっかり「宮崎の郷土の味」として親しまれています。店内でももちろん味わえますがテイクアウトも可能なので、あらかじめ予約しておいて購入し、飛行機内で「空弁」の如くいただくのも良いでしょう。

※掲載情報は 2016/01/25 時点のものとなります。

  • 3
ブックマーク
-
ブックマーク
-
この記事が気に入ったらチェック!
宮崎「一平」の元祖「レタス巻き」は、作曲家の平尾昌晃氏らが考案!
ippin情報をお届けします!
Twitterをフォローする
Instagramをフォローする
Instagram
Instagram

キュレーター情報

はんつ遠藤

フードジャーナリスト

はんつ遠藤

東京在住。早稲田大学教育学部卒業。海外旅行雑誌のライターを経て、テレビや雑誌、書籍などでの飲食店紹介や、飲食店プロデュースなどを行うフードジャーナリストに。ライターとして執筆、カメラマンとして撮影の両方をひとりでこなし、取材軒数は8000軒を超える。全国のご当地グルメの知識と経験を活かし、ナムコのフードテーマパーク事業にも協力し、現在、東京・大手町のご当地やきとりテイスティングパーク「全や連総本店 東京」の名誉館長も務める。『日経トレンディ』にてトレンドリーダーにも選出。「週刊大衆」「JAL(Web)」などに連載中。また近年は料理研究家としてTVラジオ雑誌などで創作レシピを紹介している。著書は『はんつ遠藤のうどんマップ東京・神奈川・埼玉・千葉』(幹書房)、『おうちラーメンかんたんレシピ30』『おうち丼ぶりかんたんレシピ30』『全国ご当地やきとり紀行』など25冊。

次へ

前へ