台湾では一家に一台は当たり前!日本でもファンが多い「大同電気鍋」

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万能炊飯器“電鍋”は台湾で大人気!

台湾では一家に一台は当たり前!日本でもファンが多い「大同電気鍋」

豊富なカラーバリエーションとレトロ感満載のそのスタイルに、台湾マニアは胸キュンなのです。「持って帰るの大変だよなぁ。でもほしい~!」、私も台湾に行く度に迷い続けていました。スーツケースに入らないし、重いし、それでも買って帰りたいと願うのが「大同電気鍋」です。

 

これは、台湾メーカー「大同」が1960年から販売している炊飯器。すでに50年以上もの間、台湾の人たちに“電鍋”の愛称で親しまれています。台湾の家庭では欠かせない電化製品のひとつですが、その万能さから食堂やコンビニでも使用されているほどです。台湾のコンビニを訪れたことのある人ならばおなじみの光景ですが、卵を烏龍茶と漢方で煮た「茶葉蛋」を販売する際には、必ずといってよいほど電鍋が使用されています。

台湾では一家に一台は当たり前!日本でもファンが多い「大同電気鍋」

電鍋の魅力その1
機能はいたってシンプルで、「炊飯」と「保温」のみ。しかし、その調理のバリエーションは、炊く、煮る、蒸す、焼くなど多彩です。基本の炊飯は30分ほどで炊き上がります。肉や魚を煮たり、野菜を蒸したりできるので、この1台で料理のバリエーションが増えそうですね。

 

電鍋の魅力その2
カラーバリエーションの豊富さです。人気色の赤と緑、さらにはオレンジや紫、黄色、シルバーなど、限定色も含めたらもっとあります。私も購入する時は、人気色にするか他の人があまり持っていない色にするか、とっても迷いました。サイズも3~20人分用と豊富なので、カラーを変えて2台持ちする人もいるほどなんですよ。

まるで昭和にタイムスリップしたようなスタイル

レトロ感満載の電鍋ですが、かつては台湾の大同と日本のメーカーである東芝が協力関係にあったと言われています。東芝の炊飯器は1955年に販売開始していて、大同が類似機能の電鍋を販売するさらに5年前でした。東芝の構造を受け継いだ?形で、半世紀にわたって台湾で愛されていたんですね。

台湾では一家に一台は当たり前!日本でもファンが多い「大同電気鍋」

使用時も外鍋と内鍋の間に水を入れるだけです。水分がなくなれば、煮飯から保温に自動で切り替わります。母に話を聞くと、我が家でもこのような炊飯器を使用していたとのことでした。

 

日本在住の台湾の方にもお話を聞いたところ、なんと電鍋でヨーグルトを作っているんですって!ゆっくり菌を育てるのに、このシンプル機能が役に立っているそうです。私もこれから色々と電鍋料理に挑戦しなくては!

 

台湾の話をしてしまいましたが、電鍋は日本にも上陸しています。日本では「電気釜」と呼ばれています。カラーは赤と緑、サイズはM(6人分)とL(10人分)です。台湾に行かなくても購入できますが、やはりバリエーション豊富な台湾で購入する方が楽しいかな(笑)

※掲載情報は 2016/04/30 時点のものとなります。

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キュレーター情報

伊能すみ子

アジアンフードディレクター

伊能すみ子

アジアンフードディレクター/1級フードアナリスト 舞台制作や民放気象番組ディレクターを経て、食の世界へ。調理師専門学校で調理、食文化を学びながら、食の専門家であるフードアナリストとして活動を開始。メディアを中心に飲食情報の提案やアジア各国料理の執筆、講演、講師、レシピ制作などを行う。     
「ASEAN食のコンシェルジュ」、「タイフードコンシェルジュ」、「カンボジア旅のリポーター」などの肩書を持ち、食と旅の提案も手がける。年に数回、アジア諸国を巡り、屋台料理から最新トレンドまで、現地体験を専門webサイトにて多数掲載。書籍『専門店が教える スパイスの基本』(PHP研究所)では、レシピを担当。日本にいながらも他のアジア諸国のおいしい料理を楽しめるような、環境作りを目指す。

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