宮崎の100年を越えるユニークな老舗「大盛うどん」の半生うどん

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宮崎のうどんの特徴は、腰の無いうどんです

宮崎の100年を越えるユニークな老舗「大盛うどん」の半生うどん

宮崎は「うどん」の文化です。いきなり始めてしまいましたが、今回は宮崎のうどんをご紹介しようと思っています。

 

宮崎にお越しになって、こっちの人間と飲んだことがある方はご存知かもしれませんが、お酒を飲んで、その後に食べるのは「うどん」(釜揚げ)。もちろんラーメンという方もいらっしゃいますが、うどんを食べる方は昔から多いです。朝からうどんを食べるという方もいらっしゃいます。ただ、讃岐うどんを代表するような、麺の腰がしっかりしているうどんではなくて、腰の無いうどんというのが宮崎の特徴です。

 

そして僕がお勧めしたいのは宮崎市にお店を構える「大盛うどん」。2013年で創業100年という老舗うどん店。学生の頃にはよく通いました。当時は確か300円くらいで、友達と学ラン着たまま食べに行っていました。古い建物で、お店に入るとなんだかほっとするような感覚になります。

宮崎の100年を越えるユニークな老舗「大盛うどん」の半生うどん

ここで一番お気に入りなのは「肉うどん」。出汁が醤油ベースでとにかく甘い。びっくりする方もいらっしゃるらしいですが、僕はこの味でないと駄目なんですよね。100年続くだけあって、いつも多くのお客さんで繁盛しています。

 

お店の試みも非常にユニークで、宮崎の産品を期間限定で使ったメニューを展開します。例えば日向地方でとれる「へべす」を使ったり、宮崎で作られている原木椎茸を使ったりもします。メニュー以外でも、落語家を招いて寄席をやったり、お客様に喜ばれる企画をどんどんやっています。こういった常に挑戦を続ける試みが100年という歴史を積み上げてきたのだと思います。

 

そして、ファンになった方が家でも食べたいということで、もちろんお土産としても使える半生うどんを販売しています。特徴的な甘いだしもパックで付いています。お店の雰囲気もすごく良いので、僕のお勧めは一度お店で食べて見て、お土産を買って家でも食べるというパターン。普通の半生うどん以外にもカレーうどんのお土産も販売しているので、こっちにチャレンジしてみるのもいいかもしれません。

宮崎の100年を越えるユニークな老舗「大盛うどん」の半生うどん
宮崎の100年を越えるユニークな老舗「大盛うどん」の半生うどん

はまる人は、時々無性に食べたくなる「大盛うどん」。是非うどん好きの方はもちろん、あんまりうどんを食べない方にも試してみてほしいですね。

 

そうそう、大盛うどんさんは、ステッカーも作っています。うどんとセットで買うのも良いかもしれませんね(笑)。

※掲載情報は 2015/11/07 時点のものとなります。

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キュレーター情報

中原弘光

シェフ

中原弘光

『 La fontana azzurra』のオーナーシェフ シェフ 中原弘光。
1975年宮崎県生まれ。『フォーシーズンズホテル椿山荘 東京』、イタリア料理『BiCE東京』、フランス料理『ぎんきょう』、『リストランテ キオラ』料理長、2009年から「リストランテ シルベラード」統括総料理長を経て、2015年、オステリア『NAKAHARA』オープン。2016年より宮崎県の食材をふんだんに用いた『 La fontana azzurra』をオープン。
本場イタリアの技法を使って旬の食材の持ち味を最大限に引き出した、才気あふれる料理は、多くのファンを魅了しています。
2011年、宮崎県より、料理界からは初めてとなる「みやざき大使」に任命。県内外のイベントにて郷土の食材を用いながらその魅力を伝えている。

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