てんてん天まめ てんてまめ~春うらら、ああ、「あんみつ」が食べたい!

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自家製の、生寒天の歯触りと黒糖の甘味、煮豆の優しさに癒される

ソメイヨシノも葉桜となると、心は早ゴールデンウィーク、風薫る五月。「あんみつ」は夏の季語とか云われるが、そんなことはどうでも良い。ああ「あんみつ」が食べたい(笑)。「あんみつ」と「甘味処」はなぜか熟年紳士が似合う。訊けば、あんみつの発祥は、昭和五年「銀座若松」からといわれている。紳士淑女の街銀座生まれのスイーツなのだから、熟年紳士が似合うのも頷ける。銀座のとなり築地聖路加通りの裏路地に“生寒天”とたなびく幟。熟年紳士の好奇心がはたらき店内を窺えば、そこは寒天と豆の甘味処「天まめ」。看板商品は屋号を冠した「てんまめ」。いっけん「豆かん」のようだが、フルーツは載っていないが、寒天とあんこと蜜がかかった、いわばこれは「あんみつ」ではないか!

てんてん天まめ てんてまめ~春うらら、ああ、「あんみつ」が食べたい!

店主の藤田圭子さんが“生寒天”とこだわるのは、その独自の製法にある。一般的に寒天は天草を煮出し絞り固めたものを寒暖差のある気候条件の地で晒してつくるのだが、天まめは神津島産の天草を煮出し、熱いまま手絞りしてつくられる自家製寒天。寒晒ししないことにより、神津島の海の香りが閉じ込められた寒天に仕上がるのだそう。歯触りとみずみずしさと薫りが素晴らしい。寒晒ししないから、"寒"をとって"天まめ"なのですね。そして「あんみつ」に欠かせないが蜜。沖縄波照間産の黒砂糖をじっくりと煮詰めたミネラル香る自家製黒蜜がたまらない。そしてふっくらと丁寧に炊かれた大手ぼう豆や黒豆、赤えんどう豆と「粒あん」のあんこも忘れてはならない。あんみつは関東では「こしあん」が定番と云われるが、俺は基本粒あん派なので嬉しさ美味しさ倍増だ(笑)。店内でいただいたものは「白玉」をトッピング。きな粉はサービスでつけてくれる。

てんてん天まめ てんてまめ~春うらら、ああ、「あんみつ」が食べたい!

もちろん、この美味しさは持ち帰り可能。テイクアウトはカップに入って480円という破格値には脱帽。すべてが手づくりのあんみつ「天まめ」は仰天の美味しさなのです。是非ご賞味ください!!

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てんまめ

天まめ

※掲載情報は 2016/04/15 時点のものとなります。

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キュレーター情報

スイーツ番長

グルメプロデューサー、グルメブロガー

スイーツ番長

強面のルックスとスイーツのギャップ、そのライフスタイル、そして見識の深さ、個性的な文体と美しい写真による独自のスイーツ評が耳目を集め、テレビ、ラジオ、新聞雑誌、WEBコンテンツ、ソーシャルメディアなどでも活躍するほか、スイーツ&グルメなどのプロデュース、催事、イベント等も精力的に展開する傍ら、テレビコマーシャルなどにも出演。世界最大級の女子会と呼ばれる日本女子博覧会グルメ&スイーツプロデューサーに就任し博覧会イベントなどを積極的に展開している。
著書に「男のパフェ」(日本出版社)、「スイーツ番長の至高の10大スイーツ」(東京書籍)、「手みやげスイーツ100選」(東京地図出版)。TSUTAYA.com eBOOKs「ガチで美味しいパンケーキBest34 首都圏版」では自ら電子書籍の編集人も負う。
フードキュレーター協会代表、2014年にグルメブログのインフルエンサーユニット「たべあるキング」を旗揚げし主宰を務める。

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