カナダのモザイク文化の中で培われたオリジナルの食文化。

カナダのモザイク文化の中で培われたオリジナルの食文化。

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移民の国・カナダは人と違って当たり前

カナダのモザイク文化の中で培われたオリジナルの食文化。

カナダの文化を知る上で欠かせないのが、カナダは「移民の国」と呼ばれるほど、世界のあらゆる国にルーツを持つ人たちが集まっているということです。最初の入植者はフランスやイギリスからでしたが、その後ヨーロッパ各国からの移民が急増しました。更に南米、カリブ地域、中東、アフリカ、アジアやオセアニアと世界各地からの移民を受け入れ、近年では中国、フィリピン、インドのアジア諸国がトップ3を占めています。2011年の国勢調査によると、国民の21%が海外出身者という統計が出ており、G8の国々の中では最多となっています。 アメリカのニューヨークなどは、様々な人種が暮らしているという意味で「メルティングポット(人種のるつぼ)」という言葉が使われることがありますが、カナダの場合は「モザイク文化」と呼ばれています。世界で初めて「多文化主義」を政策に掲げたカナダでは、移民たちがそれぞれのルーツである伝統や文化を持ち込み、お互いの違いを認めて尊重し合いながら根付かせているところに特徴があります。それは、小さな個々のタイルの集合体によって大きな1枚の絵を構成するモザイク画に似ています。

実は、シーフードを食べる習慣は近年になってから

カナダのモザイク文化の中で培われたオリジナルの食文化。

日本のみなさんは、カナダと言えばトラウトやサーモンなどのシーフードを思い浮かべる人も多いと思いますが、カナダでは沿岸地域以外は魚よりも肉を食べる文化が伝統的でした。サーモンやロブスターなどのシーフードを食べるようになったのは、ここ20〜30年前からのこと。牡蠣やムール貝がポピュラーになったのは、より最近の話です。カナダの国土は横に長いため、昔は海で獲れる新鮮な魚介類を内陸部まで届ける輸送技術がなかったことが理由です。もちろん今はカナダ全域で、新鮮な魚介類を食べることができるようになっています。

カナダのモザイク文化の中で培われたオリジナルの食文化。

カナダには西海岸、東海岸という2つの海に面する地域があり、それぞれで漁業が盛んです。例えば西部のブリティッシュコロンビア州ではサーモン、トラウト、数の子やイクラなどの魚卵が主流です。これに対し東部の各州ではロブスターやズワイガニなどの甲殻類、ムール貝などの貝類が多く獲れます。また、北部で獲れる魚には北極イワナやシシャモなどがあります。サーモンは川で簡単に獲れるほど豊富だったこともあり、移民たちが生活をしていく上での貴重な収入源として養殖や加工品も発達しました。昨年公開された「バンクーバーの朝日」という映画は、日本からカナダにやってきた移民たちが描かれていましたが、日本からの移民の多くが水産業に携わり缶詰などの工場で働いたそうです。

カナダのモザイク文化の中で培われたオリジナルの食文化。

キングと紅のスモークサーモンはもちろんの事、分厚く歯ごたえのある天然の数の子昆布、獲れたて生のまま瓶詰めしたいくら、キングサーモンの刺身、そして西カナダの伝統的製法で作られたダブルスモークサーモンと豪華な組合せです。 【内容】 ●キングスモークサーモンのスライスパック   150g x 1 ●紅スモークサーモンのスライスパック     150g x 1 ●キングフレッシュサーモン(刺身・料理用)   100g x 3 ●天然数の子昆布(特厚)            200g x 1 ●ダブルスモーク メープルキングサーモン   150g x 1 ●サーモンキャビア              100g x 1

※掲載情報は 2015/04/10 時点のものとなります。

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カナダ大使館

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世界で2番目に大きな国土のカナダ。カナダは三方を太平洋・大西洋・北極海に囲まれ、きれいな淡水の湖が点在し、広大で変化に富んだ景色が広がります。このカナダの大自然と、彩り豊かな季節の中で、実にいろいろなおいしい農産品・食品が育まれています。
またカナダは移民も多く多民族の国。さまざまな民族のそれぞれの伝統や調理法や味が、カナダの食文化の多様性を生み出しています。「カナダ料理ってどのような料理ですか?」と尋ねられると、私たちは「世界中のおいしいレシピをもとにカナダで育った新鮮、安全で高品質な食材で作った料理です」と答えます。
カナダ産の農産品・食品はたくさん日本に入ってきています。日本は世界で三番目に大きな輸出先です。皆さんが毎日食べているものにもカナダ産食材・食品が多く使われているのです。
カナダの大自然が育むおいしさ、そして多様な食文化についてお届けします。

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