栗のビールでイタリアの秋の実りをゆっくり愉しむ

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イタリアの秋の実りから生まれたビール

栗のビールでイタリアの秋の実りをゆっくり愉しむ

ヨーロッパの街角で焼栗の屋台をちらほらみかけるようになると、それは秋の訪れを告げるまさに“風物詩”。ヨーロッパの中でもイタリアの栗は、高い品質と収穫量を誇る人気のおいしさと言われています。そんな栗を使ったビールがあるのをご存知でしょうか?今回ご紹介するのは、『STRADA SAN FELICE(ストラダ・サン・フェリーチェ)』。イタリア語で、“サンフェリーチェ通り”という意味を持つビールです。このビールを造るGRADO PLATO(グラード・プラトー)醸造所は、セルジオとガブリエレという親子が、北イタリアのピエモンテ州キエリで2003年ブリューパブとして創業。その町にこの通りは実在していて、セルジオが小さな頃、その通りで栗拾いをして、焼き栗を楽しんだことから名付けられたのだそうです。

秋の味覚を存分に楽しむおすすめペアリング

栗のビールでイタリアの秋の実りをゆっくり愉しむ

実際にこのビールに使われている栗は、そのキエリから100kmほど南に位置する、大粒で品質の良い栗の産地として知られるクーネオで採れたものを使用。ちなみに、一般にイタリア語で「栗」は「castagne」ですが、大粒のものは「marrone」というそうです。そんな栗が使われているビールを味わってみます。ゆっくりとひと口。ローストされた麦芽の香ばしさが鼻をくすぐり、アルコール度数8%の深いコクと大人の甘苦さ。そして、喉の奥でゆっくりと感じる、イタリアの街角の香ばしい焼き栗の香り。そんな大人の味わいに合わせたいのが、“栗どらやき”です!

 

イタリアだけじゃない、世界の栗ビールをさがしてみよう!

栗のビールでイタリアの秋の実りをゆっくり愉しむ

栗どらやきを口に含み、ゆっくりビールを流し込んでみてください。滋味深い栗の甘さがビールのコクと交わり、口の中いっぱいに広がります。それは色づいた紅葉が、柔らかい秋風でふわりと舞うような優しい広がり。ちなみに栗を使ったビールはイタリアだけではなく、フランスやスイスなどでも醸造されています。この秋、ビアパブや旅先で探してみてはいかがでしょうか。そして、もちろん日本の秋の味覚でもある栗。『太陽のラガー』をはじめとする高品質のクラフトビールを造るブルワリーとして知られる、宮崎県延岡市にある宮崎ひでじビールでは、宮崎県須木産の栗を使った『栗黒(KURIKURO)』という冬季限定ビールを醸造。でも、なんとそれは輸出専用!北米のシアトル近郊だけで飲むことが出来るそう。いつか飲んでみたいビールです。

 

■ 商品名:STRADA S. FELICE(ストラダ・サン・フェリーチェ)
■ アルコール度数:8%

※掲載情報は 2015/09/13 時点のものとなります。

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キュレーター情報

宮原佐研子

ビアジャーナリスト/パンコーディネーター

宮原佐研子

日本パンコーディネーター協会認定パンコーディネーター、日本ビアジャーナリスト協会所属ビアジャーナリストとして日本ビアジャーナリスト協会HP、雑誌『ビール王国』(ワイン王国)、世界22カ国158本のビールを紹介するe-MOOK『ビールがわかる本』(宝島社)、ビアエンタテインメントムック誌『ビアびより』(KADOKAWA)他執筆。『ビール王国』では、「コンビニ限定うんまいビア ペア」で、コンビニエンスストアで買えるビールとパンのペアリングを連載。日本パンコーディネーター協会主催の講座「ワインよりおすすめ?パンとビールのおいしい関係」でパンとビールのペアリング体験講座も実施。

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