ミックスビーンズ缶詰で作るヘルシーサラダ

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高真空缶詰である

ミックスビーンズ缶詰で作るヘルシーサラダ

今回使う缶詰は、SSKセールス「ミックスビーンズ」。スーパーでも見かけるメジャーな缶詰だが、実は高真空缶詰というすごい技術で作られている。

 

缶詰を作るときは、中の空気を抜きながら(脱気)フタを締めて密封する。だからよく「缶の中は真空状態」などといわれるが、宇宙空間のような完全真空になるわけじゃない。いわば極低気圧状態なのであります。そんな缶詰の中でも、特に脱気を強くしたのが高真空缶詰。

 

この缶詰は開けるだけでイベントになる。プルタブを引き起こした瞬間、「バキッ!」と大音響が発生するのだ。そのからくりは、缶の密封が破られた刹那、大気圧によって空気が一気になだれこむから。何度やっても、その音に驚くはずである。

風味いきいき

ミックスビーンズ缶詰で作るヘルシーサラダ

開缶すればこの通り。3種の豆は色艶よく、そのまま食べると美味しさがよく分かる。ひよこ豆は表面カリカリで中サリサリ。青えんどうは清々しい匂いがして、やはり歯応えがある。赤いんげん豆はしっとりねっとり、品のいい香りがある。

 

なぜそんなに美味しいかといえば、缶内に水が入っていないから。高真空缶詰はわずかな水分でも完全殺菌ができるのだ。別名ドライパックと呼ばれるくらいで、豆が水に浸かっていないから、香りも歯応えも保たれるというわけ。

愛情もたっぷり

ミックスビーンズ缶詰で作るヘルシーサラダ

このミックスビーンズの美味しさは技術力のみにあらず。原料の豆を選別し、種類に合わせて最適となるよう水に浸け、茹で、最後にまた選別してから缶に詰めるのだ。

 

この画像は、茹でた豆を選別しているところ。大量に流れてくる豆を瞬時に見極めて、割れたり欠けたりしたものを根気強く取り除いていく。

 

豆を茹でる時間にも秘訣があって、例えばひよこ豆の場合は芯が残る程度にする。缶に詰めたあとで殺菌のために加熱するから、それでちょうどいい柔らかさになるよう工夫しているわけだ。

 

愛情なくして美味しい缶詰はできない。

ヘルシーサラダも缶たん

ミックスビーンズ缶詰で作るヘルシーサラダ

さて、勉強はおしまいにして缶たんクッキングの時間である。今回は「ミックスビーンズ、キヌア、キャベツのサラダ」を作ってみよう。

 

キャベツは芯に近い柔らかい部分をちぎり、市販の塩麹をまぶしておく。しっかり塩気がつくくらいがいい。キヌアは少量で十分なので、好みの固さに炊いておこう。

 

深皿にキャベツ、ミックスビーンズ、カッテージチーズを盛りつけ、キヌアを散りばめる。上からEVオリーブ油を回し掛ければ缶成!

 

SSKのミックスビーンズは少しだけ塩味がついているから、ドレッシング類を欠けなくても十分美味しいと思う。物足りないと缶じる場合は黒こしょうやレモン汁を掛けてみよう。

ごちそうさま!

※掲載情報は 2016/02/17 時点のものとなります。

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キュレーター情報

黒川勇人

缶詰博士

黒川勇人

昭和41年福島県生まれ。平成16年から世界の缶詰を紹介する『缶詰blog』を執筆。缶詰に精通していることから"缶詰博士"と呼ばれ、TVやラジオ、新聞など各種メディアで活躍中。国内外の缶詰メーカーを訪れ、開発に至る経緯や、製造に対する現場の“思い”まで取材するのが特徴。そのため独自の視点から缶詰の魅力を引き出し、紹介している。
著書は『おつまみ缶詰酒場』(アスキー新書)、『缶詰博士・黒川勇人の缶詰本』(タツミムック)、『缶づめ寿司』(ビーナイス)、『日本全国ローカル缶詰 驚きの逸品36』(講談社プラスアルファ新書)『缶詰博士が選ぶ!「レジェンド缶詰」究極の逸品36』(講談社プラスアルファ新書)、『安い!早い!だけどとてつもなく旨い! 缶たん料理100』(講談社)など。小曽根マネージメントプロ所属。
お問い合わせ Mail:k-k@kosone-mp.com

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