宝永五年(1708年)創業の老舗「八百三」の柚味噌は、白味噌と柚の相性が絶妙

宝永五年(1708年)創業の老舗「八百三」の柚味噌は、白味噌と柚の相性が絶妙

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白味噌に柚子のほんのりとした風味が絶品

宝永五年(1708年)創業の老舗「八百三」の柚味噌は、白味噌と柚の相性が絶妙

「京都市 中京区 姉小路通 東洞院 西入ル」にお店を構える「八百三(やをさん)」。こちらのお店は、なんと宝永五年(1708年)創業で、約300年もの間、京都でお店を構える元祖柚味噌の老舗。

 

京都市右京区の北西部、山城国と丹波国の国境にある山「愛宕山」。京都市街を取り巻く山の中で、比叡山と並びよく目立っており、信仰の山としても知られています。

 

この愛宕山の南西に、「嵯峨水尾」と呼ばれる谷沿いの小さな集落があり、水尾は、古くから知られる柚子の産地なのです。秋になると、山の斜面に黄色い柚子の実がたわわに実り、ここで収穫される上質の柚子を用いた「柚味噌」を専門に製造、販売されています。

 

また、味噌は京の白味噌を使用。味は甘め。柚子を味噌に合わせる際に、数種類の材料を調合することによって、独特の濃厚な香りや味が醸し出されるそうです。

 

おすすめの食べ方は、そのまま温かいご飯にのせていただくのがいちばんですが、お茶うけにも合います。もちろん、柚子味噌をつけて食べると美味しい「ふろふき大根」や「茄子田楽」等にも相性抜群です。ちょっと変わった食べ方としては、少量のお湯でちょっと伸ばして和え物にしたり、ジャム代わりにパンに塗ったりしても美味しいですよ。

 

ちなみに、店舗は文久年間に建てられた町家。石畳なので、店内は常にひんやりしていて、これが味噌の状態を保つのに一役買っているそうです。

 

写真にもある、柚型陶器入りは、姉小路東洞院の本店のみで購入可能ですので、京都に行かれた際は、京都市営地下鉄「烏丸御池駅」から徒歩1分ですので、ぜひ足を運んでみてください。

宝永五年(1708年)創業の老舗「八百三」の柚味噌は、白味噌と柚の相性が絶妙

柚味噌(ゆうみそ)

八百三 住所:京都市中京区姉小路通東洞院西入ル

※掲載情報は 2016/04/04 時点のものとなります。

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裏地桂子

ギフトコンシェルジュ

裏地桂子

ギフトコンシェルジュ。クリエイティブコーディネーター。草月流師範。女性誌でライター、コーディネーターとして活躍後、現在は、講演会やトークショー、企業やショップの商品企画、セレクション、ブランディング、プロデユースなどを数多く手がけている。衣食住ライフスタイル全般に精通し、食通・きもの通・京都通でも知られ、テレビや雑誌からの依頼も多く、2012年11月『ソロモン流』(テレビ東京)にギフトコンシェルジュとして出演。著書に『わたし好みのHAPPYデザインギフト100選』(小学 館)、『もの、好き。衣食住をセンスよく楽しむ心得』など多数。9冊目となる近著は『最上級のプチプラギフト100』(光文社)。完全予約制個別指導の草月流いけ花教室(京都・東京)を主宰。

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