東京土産に間違いなく喜ばれる「志むら」のもっちもち「九十九餅(つくももち)」

東京土産に間違いなく喜ばれる「志むら」のもっちもち「九十九餅(つくももち)」

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餅の中に潜む「虎豆」がアクセントとして効いています。

東京土産に間違いなく喜ばれる「志むら」のもっちもち「九十九餅(つくももち)」

東京土産で気の利いたものというと、地方ではなかなか手に入りづらいものが喜ばれます。大人から子どもまで好き嫌いなく喜ばれる僕の東京土産があります。目白駅から歩いてほど近い和菓子屋さん、「志むら」の「九十九餅(つくももち)」です。

 

うちの奥さんが結婚する前に目白に住んでいたので、以前は目白にはよく行っていました。つい数週間前に用事があって目白に行ったうちの奥さんが、「志むら」の「九十九餅」を買ってきてくれました。久しぶりに食べた「九十九餅」は美味しくあっと言う前に食べてしまいました。実はその後、うちの奥さんが、またその翌週に目白に行く用事があったので、お願いして「九十九餅」をまた買って来てもらいました。

東京土産に間違いなく喜ばれる「志むら」のもっちもち「九十九餅(つくももち)」

「志むら」の「九十九餅」の魅力は、まずピンクの紐で縛られ、お店の包装紙にラッピングされた箱のたたずまいに、東京土産でありながらも「都会さ」ではなく「ノスタルジックさ」を感じます。

 

包みを剥がすと、「九十九餅」と存在感のある大きめな漢字で書いた紙が上蓋に貼付けてあります。蓋を開けると、きな粉がたっぷりとかけられて、三角形の「九十九餅」が所狭しと箱の中で並んでいます。まるで窮屈そうな箱から出して、早くお皿に並べて欲しいと訴えかけているように見えます。軽くきな粉を振り落としながら皿に並べると、今度は早く食べて欲しいと訴えかけているように見えます。

東京土産に間違いなく喜ばれる「志むら」のもっちもち「九十九餅(つくももち)」

「九十九餅」は、求肥(ぎゅうひ)で出来た餅なので、箸でつまむとフワっと柔らかいです。口の中に入れると、優しくソフトな餅の感触と程よく控えめな上品な甘さが、上手く調和しています。この「九十九餅」の素晴らしいところは、それだけではありません。餅の中に、「虎豆」がアクセントとして入っているのです。柔らかな餅だと油断をしていると、時々、不規則に出会う「虎豆」の歯触りが心地良いです。「九十九餅」が、シンプルでありながら何十年にも渡って人気であり続けるのも、飽きの来ることがない「素朴な美味しさ」という魅力に尽きると思います。しかも、この「素朴な美味しさ」は、幅広い層の方に受け入れていただけるはずです。

 

男性であれば二口か三口で食べきってしまうサイズは、1個食べては2個目についつい手が伸び、2個食べては3個目についつい手が伸びてしまいます。二週連続で食べても、飽きが来ません。東京土産で何か探している時は、ぜひ「志むら」の「九十九餅(つくももち)」を持っていかれてはいかがでしょうか?

九十九餅(つくももち)

志むら 住所:〒171-0031 東京都豊島区目白3−13−3

※掲載情報は 2015/11/18 時点のものとなります。

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キュレーター情報

荒岡俊行

荒岡眼鏡の三代目 眼鏡店ブリンク店主

荒岡俊行

1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。

ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc(ブリンク)」、2008年には表参道に「blinc vase(ブリンク・ベース」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、眼鏡をカルチャーの1つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。

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