北フランスの伝統菓子「ゴーフレット」

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熱々の焼き立てで味わいたい、フランドル風ワッフル

北フランスの伝統菓子「ゴーフレット」

ゴーフレットは、名古屋の老舗コーヒー店「カフェ・タナカ」の女性パティシエ、田中千尋さんが最近展開を始めた北フランスの伝統菓子です。このお菓子はゴーフル、つまりワッフルのひとつ。ワッフルは、北フランスからベルギーにかけて、三種類作られており、一つ目は、ふわっと柔らかいベルギーのブリュッセル風、二つ目は、日本でも一時ブームになったもちっとした食感のリエージュ風ワッフル、そして三つ目は、こちらのフランドル風ワッフルです。これは、北フランスの中心都市リールにある「メール」というお店が今でも昔ながらの製法でつくり、最近ではパリのマレ地区にもお店を出してそこでも購入できるようになりました。

作り方は、格子目の細かいワッフル型を熱く熱しておき、その中央に生地を置いてワッフル型を閉じ、少し焼きます。そして一度ワッフル型を開けると、生地がふわっと膨らむので、素早く横にナイフを入れて2枚にカットし、その1枚にクリームを塗って、もう1枚を重ねて仕上げます。「カフェ・タナカ」では、そのチョコレート版も味わうことができます。写真の表面の飾りはバレンタイン限定ですが、ゴーフレットは通常購入することができます。熱々の焼きたてをご賞味あれ!

※掲載情報は 2015/02/12 時点のものとなります。

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キュレーター情報

大森由紀子

フランス菓子・料理研究家

大森由紀子

学習院大学文学部仏文科卒。パリ国立銀行東京支店勤務後、パリのル・コルドン・ブルーで、料理とお菓子を学ぶ。パリ滞在中、ツール・ダルジャン、アンブロワジー、アルページ、フォション、ホテル・ニッコーなどで修業し、ピエール・エルメやジャン・ポール・エヴァンとともに仕事をする。フランスの伝統菓子、地方菓子など、ストーリーのあるお菓子やフランス人が日常で楽しむお惣菜を、メディアを通して紹介している。目黒区祐天寺にてフランス菓子と惣菜教室を主宰。フランスの伝統&地方菓子を伝える「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」の理事。「貝印スイーツ甲子園」のコーディネーター、「世界50ベストレストン」の審査員、ル・コルドン・ブルー卒業生代表を務める。毎年、フランスの地方の食を訪ねるツアー、サロン・ド・ショコラツアーを開催。主な著書:「フランス地方のおそうざい」「私のフランス地方菓子」「パリ・スイーツ」「フランス菓子図鑑」など30冊以上。

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