日本酒を知る、その道のプロ達が認めた逸選銘酒を手土産に

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日本の食文化のひとつでもあるといえる日本酒。長い歴史の中で全国各地の酒蔵から銘酒が生まれています。そんな日本酒の魅力とおいしさは、和食をはじめ美味なものとの組み合わせを楽しめるのはもちろん、日本だけでなく海外の宴席や交流の場でのもてなしとして、日本の四季や旬を感じさせてくれるものでもあります。そんな幾多の銘酒の中から、「蔵元」「利き酒師」「ソムリエ」「シェフ」「おもてなしのプロ」など、酒とその楽しみ方を知る、その道のプロ達が認めた逸品の日本酒を選んでみました。

1:【秋田】亜麻猫(あまねこ) 特別純米酒 火入れ

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この「亜麻猫」を選ばれた入母屋 池袋南口店 店主の佐藤茂夫さんは「ソムリエ」「利き酒師」「焼酎アドバイザー」「酒匠(さかしょう)」などの酒に関する様々な資格を持たれているだけでなく「第2回世界利き酒師コンクール」の優勝者でもあり、日本酒の利き酒師講習会の講師役なども務められていて「日本酒の伝道師」ともいえるのではないでしょうか。選ばれた「亜麻猫(あまねこ) 特別純米酒 火入れ」は秋田の新政酒造が5年前に登場させた銘柄で毎年の変更を経て、今酒造年度の出荷されたものは5代目の「亜麻猫」となるそうです。佐藤さんが「新感覚の味わい」と称されるこの「亜麻猫」の個性にあう料理との相性をご紹介されています。

2:【宮城】伊達ノ殿様酒 極芯抽出 DIAMOND AKATSUKI

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プロのシェフは料理を作ること以外にも、料理を取り巻く様々なものに造詣が深い方が実に多く、「レストラン モナリザ」オーナーシェフの河野透さんもその一人。お店のお皿を自分でデザインされたり、机や椅子などにも自身の考えを取り入れたり、メニューはもちろんお酒に関しても自分の足で探されています。そんな河野さんが出会った日本酒が、勝山酒造の「DIAMOND AKATSUKI」です。320年続く伊達家御用蔵である仙台の勝山酒造を直接訪れた際は、日本酒造りの執着と言えるほどのこだわりに驚かれたそうです。この「DIAMOND AKATSUKI」は特にこだわりを感じさせられた一本だそうです。「とても飲みやすく、どんな料理にも合わせやすい食材の美味しさを活かすことができる日本酒だと思います」とは河野さんの評。日本酒が苦手な方にもオススメされる一本です。

3:【兵庫】KONISHI 大吟醸ひやしぼり

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おもてなしの場にもお酒は欠かせないものですよね。ANAの国際線ファーストクラスで提供される日本酒として選ばれたのがこの「大吟醸 ひやしぼり」。元CAの広瀬しのぶさんがおすすめされる一本は創業460年を誇る小西酒造で造られた日本酒です。機内でも香り豊かに愉しめる心配りも嬉しく、厳選された100%日本米を使われています。フルーティーで爽やかなその味わいは「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2014」で最高金賞も受賞したほどの実力。コストパフォーマンスも良い一本ということで、ファーストクラスの日本酒といっても普段、家庭で気軽に楽しめる優れた日本酒です。

4:【兵庫】福寿 純米吟醸

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世界にも広がる日本酒。こちらの「福寿」はノーベル賞晩餐会でも振る舞われた一本。六甲山を背景に山田錦をはじめ優れた酒米の生産地であり、六甲の伏流水で日本名水百選のひとつ「宮水」があるなど、酒造りには理想的な土地である兵庫県灘で創業以来13代にわたり手造りによる丁寧な酒造りで美味しさを追求されている酒心館から生まれた「福寿」は日本だけでなく、インターナショナル・サケ・チャレンジで最高金賞も獲得の実績も持つ、世界に羽ばたく銘酒として高品質の味で親しまれている一本です。

5:【山口】獺祭 磨き その先へ

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こちらも海外でも人気の日本酒、山口県・旭酒造の「獺祭(だっさい)」。この一本は獺祭の純米大吟醸を「超えるもの」というコンセプトから生まれた、その名も「獺祭 磨き その先へ」。記事の紹介は、2015年の正月に数量限定で発売された「宮崎キャビア」とのコラボ商品ですが、酒本来としての実力がこういった取組みで発揮される日本の食文化のさらなる発展につながる日本酒といえます。

6:【福島】夢心 純米大吟醸

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お酒を造っている蔵元は当然、日本酒に精通しているのは言うまでもありません。その蔵元である南部美人五代目の久慈浩介さんが注目しているのが、今年の全国新酒鑑評会で金賞受賞率が8年連続全国第1位の東北の地酒。この一本はその中で16年ぶりに金賞受賞した福島の夢心酒造の「夢心」。一貫した「食中酒」としての日本酒へのこだわりが、香りの高いお酒が優位と言われている今の鑑評会の中で、香りのおだやかな「飲み続けられるお酒」として見事「金賞」を受賞!しかもアルコール添加の大吟醸がほとんどを占める鑑評会の中で、純米で受賞という快挙は全国新酒鑑評会に一石を投じた日本酒でもある、こだわりが生んだその実力を堪能したい一本です。

7:【岡山】GOZENSHU 9 NINE「ナイン」

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きき酒師の田中青佳さんが「日本酒初心者から通まで虜にしそうな、新しい味」と称されているのがGOZENSHU 9 NINE「ナイン」シリーズ。味だけでなく新しさに注目したいのが、この酒造りには女性の杜氏さんや蔵元の七代目、精米や販売担当の方など、若い蔵人9人が集まって「自分達と同世代の人が呑んでおいしい酒を」という目標で生まれたことでもあります。若き蔵人9人の「9(ナイン)」。若者の日本酒離れと言われている風潮に新風を吹きこみ、伝統を進化させることを期待して止まない日本酒の未来の一本といえるのではないでしょうか。

8:【高知】司牡丹 船中八策

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トータル飲料コンサルタントでソムリエでもある友田晶子さんは自ら「酒と食、造り手と飲み手・食べ手を結ぶことがミッション」とコメントされています。その友田さんが選んだ組み合わせのひとつが、鰹大国である高知の日本酒「司牡丹 船中八策」。この日本酒が造られている司牡丹酒造は創業400年超の老舗で高知の英雄、坂本龍馬とも親交があったとされる蔵元!「船中八策」という名がつけられたのもうなずけます。この土佐の「男酒」が「これを飲まずして鰹を食べられようか」というファンが全国に存在するほどだそうで、淡麗辛口男酒で旬と郷土の組み合わせを豪快に楽しんではいかがでしょう。

9:【高知】生酒 無濾過 純米吟醸 南

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こちらも高知県の酒蔵の南酒造場。地元高知では「玉の井」のブランド名、東京では「南」のブランド名で日本酒を展開されています。南酒造場の酒造りは約9割が純米酒であり、決して多くない生産量で「目の行き届く範囲でしか酒を造らない」というこだわりを持たれています。しかも「酒だけでも飲める日本酒」を目指されて、その酒造りの想いは一貫されたもの。今では南酒造場の「南」と聞けば、日本酒好きなら誰しもが興味を持つ日本酒になりましたが、その美味しさが知れ渡る前は本当に日本酒を大切に扱ってくれる販路を模索し個人経営の酒販店を中心に拡大していったという経緯も、「良い日本酒を育てているという」こだわりを感じずにはいられない一本です。

10:【島根】李白 特別純米 ひやおろし

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夏から秋に変わると酒屋の居酒屋で「ひやおろし」いう言葉を目にすることが多いのではないですか?「ひやおろし」とは冬に仕込んだ酒を、ひと夏を越すまで寝かせたもので、春に出荷される、しぼりたて出来立ての「みずみずしさ」が、夏を越すことで「熟成」した「まろやかな味わい」に変わるそうです。造り手である蔵人の間で秋にしか飲めない貴重日本酒として、また日本酒から季節を感じる「遊び心」のある酒として酒造りにも造詣が深いSSI認定利酒師の上仙裕一さんは、ひやおろしの中から「李白 特別純米」をおすすめされています。

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※掲載情報は 2016/07/28 時点のものとなります。

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