自宅のポン酢や醤油の出番がなくなる!?老舗旅館の「使える」たれ!

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香り高くコクがある香り高い「ツケたれ」

箱根の人気旅館チェーン「一の湯」で夕食時に供された「たれ」が衝撃的な味わい深さ。購入できるということで、早速自宅で試してみた。

格安温泉旅館がブームだ。バブルの頃には高嶺の花だった温泉旅館も、業態変更などで低廉化がすすみ利用しやすくなっている。そんな低価格化路線をいち早く打ち出した温泉旅館チェーンが、実は東京から近い温泉地として人気の箱根にある。

自宅のポン酢や醤油の出番がなくなる!?老舗旅館の「使える」たれ!

箱根の地に展開する「一の湯」チェーンだ。「一の湯」の歴史は古い。箱根湯本からも至近の、塔ノ沢「一の湯本館」は寛永7年(1630年)創業という老舗。建物は有形文化財にも登録されている。そのような老舗が、到来する時代をいち早く先取りした低価格路線へ舵を切り、結果として利用者の支持を受け、今となっては「一の湯グループ」として大人気の温泉旅館チェーンとなっている。新しく建てられたモダンな施設もあれば、元は豪華保養所だった施設、ホテルの形態など様々な施設を展開、「選べる楽しさ」もある。

自宅のポン酢や醤油の出番がなくなる!?老舗旅館の「使える」たれ!

一の湯チェーンでは、夕食時の定番メニューとして「箱根山麓豚」を用いたメイン料理が供される。訪問した時はしゃぶしゃぶであったが、ボリュウム満点、箱根山麓豚の旨味に感激しつつ大変美味しく楽しんだ。特に印象深かったのが「つけタレ」。香り高くコクがあり、これまで経験したことのないような味わい。実は、一の湯オリジナルの商品で購入も出来るという。早速自宅へ持ち帰り試してみた。

自宅のポン酢や醤油の出番がなくなる!?老舗旅館の「使える」たれ!

正式名称は「一の湯特製 鰹醤油たれ」。一の湯の夕食にならい、豚のしゃぶしゃぶを用意した。箱根山麓豚は手に入らなかったので、鹿児島産の黒豚バラ肉で。

自宅のポン酢や醤油の出番がなくなる!?老舗旅館の「使える」たれ!

うーむ、これはすごい! 香り、味わい深さで豚肉の甘みが際だつ。もちろん野菜も大変美味しくいただける。自宅で鍋といえば「ポン酢」が定番であるが、今後、ポン酢が登場する幕はなくなるであろうという位の衝撃だ。鰹のエキスが味わい深さの秘密だと直感した。

自宅のポン酢や醤油の出番がなくなる!?老舗旅館の「使える」たれ!

鰹だけにこれは海鮮にも合うのではないかと考え、ブリと鯛のしゃぶしゃぶにも合わせてみた。これまた抜群。ただしこちらのタレの量は少な目で充分だ。ブリや鯛で小皿のタレを少し触れるくらいの感覚。刺身はもちろん冷や奴などにも抜群だろう。大根おろしや薬味を合わせれば変化がついて楽しめそうだ。

自宅のポン酢や醤油の出番がなくなる!?老舗旅館の「使える」たれ!

〆はうどんにしてみた。たれを楽しみたいと思い、刻んだ長ネギと共に揚げ玉も入れた。たれの量を多くすれば、ざるうどんのたれとしても間違いない。

早速我が家の定番たれとなった。自宅に在庫しているポン酢や醤油の出番は少なくなりそうだ。

※掲載情報は 2015/02/27 時点のものとなります。

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キュレーター情報

瀧澤信秋

ホテル評論家 旅行作家

瀧澤信秋

ホテル評論家、旅行作家。All About公式ホテルガイド。ホテル情報専門サイトHotelers編集長。日本旅行作家協会会員。日本を代表するホテル評論家として、利用者目線やコストパフォーマンスを重視する取材を徹底。その忌憚なきホテル評論には定評がある。フィールドは、ホテルステイからホテルグルメ、ホテルにまつわる社会問題までと幅広い。テレビやラジオ、雑誌などへの露出も数えきれず、業界専門誌への連載も手がけるなどメディアからの信頼も厚い。また、旅行作家としても旅のエッセイなど多数発表、ファンも多い。2014年は365日毎日異なるホテルへチェックインし続ける365日365ホテルを実践中。「365日365ホテル 上」(マガジンハウス)として上半期のホテル旅の記録をホテルガイドも兼ねて上梓した。著書に「ホテルに騙されるな!プロが教える絶対失敗しない選び方」(光文社新書)などがある。

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