秋の味覚をそのままに中津川『栗きんとん本家 すや』の栗の和菓子

秋の味覚をそのままに中津川『栗きんとん本家 すや』の栗の和菓子

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栗そのままの味が楽しめる栗きんとん

秋の味覚をそのままに中津川『栗きんとん本家 すや』の栗の和菓子

江戸時代、中山道の宿場町であった中津川は良質な栗が採れる産地でした。そのため、今でも市内には栗きんとんを作る和菓子店が数多く店を構えています。その中でも特に歴史が古く、元祖といわれているのが『栗きんとん本家 すや』。

 

創業は江戸時代の元禄年間。江戸から下ってきた武士がお酢のお店を開いたのが、『すや』のはじまり。『酢屋』が和菓子屋に変わって、そのまま『すや』というのがなんとも面白い話ですね。

 

『栗きんとん』というとお正月のおせちに入っている、くちなしで黄色く色付けされ、さつまいもと栗で作った『栗金団』を思い浮かべる人もいるかと思いますが、こちらはまったく別のお菓子。

 

材料は栗と砂糖のみ。着色料は使わず、栗本来の色そのままに茶巾で絞った親指の先ほどの大きさのなんとも素朴な見た目。一口かじると口の中でほろりとくずれ、噛めば細かな栗の粒がプツプツと心地よくくだけます。甘さは控えめで、栗本来の味と香りを存分に楽しめるお菓子です。

こっくりとした栗の食感が楽しめる栗蒸し羊羹

秋の味覚をそのままに中津川『栗きんとん本家 すや』の栗の和菓子

『すや』の栗きんとんと同じく、私がおすすめしたいのが『栗蒸し羊羹』です。こちらも素材の味をいかしたやさしい甘さ。栗がそのままの形で羊羹にたっぷりと練り込んであるので、こっくりとした栗の食感を味わうことができます。

 

どちらも季節限定の商品ため、秋だけしか味わえないお菓子です。素朴な秋の味覚を存分に味わってください。

 

※掲載情報は 2015/09/18 時点のものとなります。

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キュレーター情報

梅津貴宏

ダイニングプランナー

梅津貴宏

1981年長崎県生まれ。一橋大学商学部を卒業後、IT系企業でコンサルタントとして勤務するも、30歳を目前として幼少のころの料理人になる夢を忘れられずに料理研究家を志す。祐成陽子クッキングアートセミナーを卒業し、フードコーディネーターの資格を取得して独立。
企業向けのレシピ開発から料理写真撮影のフードスタイリング、グルメ記事の執筆、食品メーカーのPRイベントの企画・運営など幅広く活動。
料理が苦手な人でも簡単に作れるおしゃれな料理のレシピ開発やおしゃれな食器選びなど、普段の食卓が華やかで楽しくワンランクアップするための提案を行うダイニングプランナーとして活動している。

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