浅草の老舗パン屋さん「ペリカン」のロールパンで"ゆとり"朝食を。

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昭和24年の創業以来変わらない、素朴な味。

パンは、名前すら覚えられないくらいに、今ではたくさんの種類がある。

昔はパンと言えば、“食パン”や“ロールパン”が真っ先に思い浮かんだものだ。しかも“ロールパン”は、子どもの頃は、パンの中でも今よりもっとメジャーな存在だった気がする。食卓に“食パン”が何日間か続くと、出番を待っていましたと言わんばかりに人気の“ロールパン”が登場し、子ども心に喜んだのを覚えている。

下町の実家の近所に、昭和24年創業のペリカンというパン屋がある。子ども頃、母親がここの“ロールパン”をよく買って来た。味は、いたって素朴。かれこれ30年以上も食べ続けているが、全く飽きが来ない。ペリカンのロールパンは、そのままでも、焼いても美味しい。切れ目を入れてサンドイッチのようにハムやタマゴを挟んで食べても美味しい。子どもの頃、母親にパンに切れ目を入れてもらい、自分でウインナーを挟んでホットドッグにしてよく食べた。パンの大きさが、子どもの手の大きさにちょうど良かったのだ。大人になった今でも、“ロールパンのホットドッグ”は、我が家の定番となっている。

しかし、この“ロールパンのホットドッグ”に最近新しいアレンジを思い付いた。ウインナーを挟む前に、キャベツを千切りにし、オリーブオイル、塩、ブラックペッパーをかけてのせる。少し複雑な味になるが、サッパリとした“ペリカンのロールパン”と“オリーブオイル”の相性も良い。これが実に美味しい。自分でロールパンに何かをのせて作ることは、“いい歳”になっても楽しいものだ。

朝の忙しない時間に、ロールパンに何かを挟んで楽しむくらいの“ゆとり”は、人生の中には必要だ。

浅草の老舗パン屋さん「ペリカン」のロールパンで"ゆとり"朝食を。

※掲載情報は 2015/01/21 時点のものとなります。

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キュレーター情報

荒岡俊行

荒岡眼鏡の三代目 眼鏡店ブリンク店主

荒岡俊行

1971年生まれ。東京・御徒町出身。1940年から続く「荒岡眼鏡」の三代目。
父方も母方も代々眼鏡屋という奇遇な環境に生まれ育ち、自身も眼鏡の道へ。

ニューヨークでの修業を経て、2001年に外苑前にアイウエアショップ「blinc(ブリンク)」、2008年には表参道に「blinc vase(ブリンク・ベース」をオープンさせる。
「眼鏡の未来を熱くする。」をミッションに掲げ、眼鏡をカルチャーの1つとして多くの方々に親しんでいただけるよう、眼鏡の面白さや楽しさを日々探求しています。

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